「核保有防ぐ措置を支持する」とアルバニージー首相
オーストラリアのアンソニー・アルバニージー首相は23日、記者会見で米軍によるイラン核開発施設への爆撃への支持を表明した。22日の爆撃直後、連邦政府の広報官が短い声明をメディアに公表していたが、米国の同盟国や主要国の首脳が一斉に意思を表明したにもかかわらず、アルバニージー首相は一夜明けてからの異例の公式発表となった。
アルバニージー首相は冒頭、「国際社会は長年、イランの核兵器保有を決して認めてはならないという点で一致してきた。オーストラリアは、そうした事態を防ぐ措置を支持する」と明言した。
その上で首相は「オーストラリアは緊張の激化や全面戦争を望んでいない」として、引き続き外交努力による紛争解決を呼びかけていく考えを示した。
首相の会見に先立ち、ペニー・ウォン外相も公共放送ABCのラジオ番組で米国への支持を明らかにした。今回の米軍の軍事作戦へのオーストラリア国防軍の派遣については、外相は「（米国からの）要求はない。憶測でものを言うことは慎みたい」と語った。
■ソース
Press conference – Parliament House, Canberra（Prime Minister of Australia）
