AIのせいじゃないよ! 社員550人削減

SHARE

オーストラリア通信最大手テルストラ

 公共放送ABC(電子版)によると、オーストラリアの通信最大手テルストラは9日、従業員550人を削減する計画があることを認めた。実行した場合、約3万人のフルタイム社員のうち2%弱が対象となるが、人工知能(AI)導入の影響ではないとしている。

 9日午後の時点でテルストラからの公式発表はない。ただ、広報担当者がABCに送った声明によると「大企業顧客向け事業部門で現在進行中の再構築や、他部門の構造改革」の一環で、人員整理を検討しているという。

 対象となるスタッフとまず協議し、社内の配置転換が不可能な場合は、余剰人員への退職手当支払いなどのサポートを行うとしている。

 同社は昨年にも大企業向け事業部門を中心に1,900人規模の人員を削減したばかり。

 ホワイトカラーの職場では人工知能(AI)の利用が急速に進んで人の作業に取って代わり、雇用が脅かされる可能性も指摘されている。だが、同広報担当者は「私たちが計画している変化(人員削減)は、AI導入の結果によるものではない」と述べた。真相はいかに?

■ソース

Telstra confirms 550 roles facing the axe(Markets Live, ABC News)

SHARE
Google Adsense
[the_ad_placement id="single-new-bottom"]