アルバニージー首相、中国で習首席と豪中首脳会談

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「1つの中国」支持を再確認

(Photo: Yang Yang on Unsplash)

 オーストラリアのアンソニー・アルバニージー首相は15日、訪問先の中国・北京で習近平国家主席と豪中首脳会談、李強首相と定例の年次首脳会合をそれぞれ行い、2国間関係、地域や世界を取り巻く問題について意見を交換した。

 会談後にアルバニージー首相が発表した声明によると、李氏との年次首脳会合では、両国の「包括的戦略パートナーシップ」への支持と、「安定的で成熟した建設的な2国間関係が重要」との認識を確認した。◇両国関係の継続的な発展、◇交流推進、◇利益を共有する分野での協力拡大、◇国家的利益の尊重、◇意見が異なる点での懸命な対応、で一致した。

 また、両国が国交を樹立した1972年の共同コミュニケの重要性を踏まえ、「1つの中国政策」をオーストラリアが引き続き支持することなど、相互を尊重する取り組みを改めて確認した。国連や世界貿易機関(WTO)、G20、アジア太平洋経済協力会議(APEC)、東アジアサミットなどの多国間の枠組みでの両国の連携も確認した。

 さらに、豪中自由貿易協定、観光協力、農産物・食品の輸出手続きのデジタル化などで覚書を交わした。

 次回の豪中年次首脳会合については、2026年の双方の都合が良い時期にオーストラリアで開催することで合意した。

 アルバニージー首相は12日から中国を公式訪問中。上海、北京、成都の3都市を回り、18日に帰国する。

■ソース

Statement on Joint Outcomes of the China-Australia Annual Leaders’ Meeting(Prime Minister of Australia)

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