
11月20日から5日間、メルボルン・コンベンション&エクシビジョン・センター(Melbourne Convention & Exhibition Centre)で開催された全豪チアリーディング選手権大会「2025 AASCF NATIONAL Championships)」で、スプリングス(SPRINGS)の大会チームが全豪優勝6連覇を達成した。
SPRINGSは、日本のバックグラウンドを持つ子どもたちで構成されたチアリーディング・チームで、毎年レベルを引き上げ Level4 初年度という挑戦の年だったが、本番1週間前に発生したケガにより選手交代が必要となり、約8カ月間掛けて作り上げてきたルーティンを、わずか1週間で作り直さなければならないという極めて厳しい状況に直面。それでも選手たちは、日頃から培ってきた努力と強い絆を力にこの試練を見事に乗り越え、全豪最高峰のタイトル「National Grand Champion」を6年連続で受賞する快挙をあげた。
SPRINGSのメンバーは、オーストラリア代表選手選考で4人が合格するなど、選手個人としても国内トップレベルで着実に躍進している。同チームのコーチを務める野元理香氏は「家族をはじめ、支えてくださった皆様への感謝の気持ちと、厳しい練習の中で心技体を磨き不可能を可能に変えてきた成功体験が、将来、子どもたちが困難の中でも道を切り拓き、豊かな人生を歩む力となることを願っています」と話す。
