
10月25日、シドニー・タウン・ホールで「JAPAN EXPO 2025」が開催され、日本文化の魅力を体感できる1日として大きなにぎわいを見せた。会場には延べ3100人が来場し、飲食・物販・カルチャー体験など計55のストールが出展。終日を通して多くの来場者で活気に満ちたイベントとなった。

会場内には、日本食や和菓子、アニメ・ポップ・カルチャー関連グッズ、伝統工芸、観光・地域PRなど、幅広いジャンルのブースが並び、家族連れから若者、日本文化ファンまで多様な層が足を運んだ。ステージでは、大規模な着物コンテストや、パフォーマンス、デモンストレーションが行われ、来場者が足を止めて楽しむ姿が多く見られた。
当日はシドニー市と姉妹都市関係にある名古屋市の広沢一郎市長も会場で登壇。自ら名古屋市の魅力を伝えた。(編注:広沢市長へのインタビューは近日掲載)

来場者全員にシドニー市内にある日本食レストランのディスカウント・バウチャーの配布や、日本往復航空券が当たるラッキー・ドローも行われた。また、当日配布された日本のライフスタイルや旅の魅力を紹介する英語マガジン『jStyle』は、用意された部数全てが配布終了。日本への関心の高さと情報ニーズの強さを改めて印象付ける結果となった。


主催者関係者は「日本文化を“体験”として届けることができ、来場者・出展者双方にとって非常に実りのあるイベントになった」と手応えを語る。シドニーにおける日本文化イベントとして、今後の更なる発展が期待される。