
天皇皇后両陛下(令和7年2月13日撮影)

2026 日本国首相ほか政府要人より新年の言葉
TAKAICHI Sanae
Prime Minister of Japan
日本国内閣総理大臣 高市早苗

令和8(2026)年の年頭に当たり、オーストラリアにお住まいの日本人、日系人の皆様に、謹んで新年のお慶びを申し上げます。
世界各地には、約1 3 0万人の在留邦人の方々、約500万人の日系人の方々が暮らしておられ、様々な分野において活躍され、その功績は高く評価されています。本年は、日豪友好協力基本条約署名50周年に当たり、両国関係の節目の年となります。皆様には、日本とオーストラリアを結びつける架け橋として、日・オーストラリア関係の更なる発展と世界における日本の魅力の一層の発信に向け、日本政府を支えていただきますよう、心よりお願い申し上げます。
現在、私たちが慣れ親しんだ自由で開かれた安定的な国際秩序が大きく揺らいでいます。こうした国際情勢の下、国際社会の平和と繁栄に、日本として、より大きな役割を果たしていきたいと考えています。また、そのために、基本的価値を共有する国々との間で、連携強化に取り組んでいく考えです。
日本と日本人の底力を信じてやまない者として、日本の未来を切り拓く責任を担い、世界が直面する課題に向き合い、絶対にあきらめない決意をもって、本年も、国家国民のため、果敢に働いてまいります。
海外にいらっしゃる日本人及び日系人の皆様、それぞれの分野でご活躍下さいませ。
本年は、午(うま)年となりますが、馬は俊敏で力強さを持ち、特に丙午にあたる本年は、エネルギーに満ち、活動的になる年になると言われています。
本年が皆様にとって更なる躍動の一年となることを願うとともに、皆様のご多幸とご繁栄を祈念申し上げます。
令和8(2026)年 元旦
内閣総理大臣 高市 早苗
(提供:内閣広報室)
MOTEGI Toshimitsu
Minister of Foreign Affairs of Japan
日本国外務大臣 茂木敏充

オーストラリアにお住まいの日本人、日系人の皆様、明けましておめでとうございます。
昨年10月に4年ぶりに外務大臣に就任しました。前回の外務大臣当時と比較しても、日本を取り巻く安全保障環境は一層緊迫化しており、国際社会が対処すべき課題は増しています。このような厳しい国際情勢の中、日本外交に対する国際社会からの期待感は、かつてなく大きくなっていると感じています。国際社会における日本の役割と責任をしっかり果たしていくことで、国益を守り、国際社会でより存在感を高める「力強く、視野の広い外交」を進めてまいりたいと考えています。
オーストラリアにお住まいの皆様は、日本文化を世界へと届ける発信者であり、民間交流を紡ぐ架け橋として、日本外交を力強く支えてくださっていることに、改めて感謝申し上げます。本年は、日豪友好協力基本条約署名50周年に当たり、両国関係の節目の年となります。外務省としても、引き続き、在留邦人の皆様の安全安心の確保に万全を期すとともに、両国の関係強化を、皆様のお力もお借りしつつ、これまで以上に進めてまいります。
結びに、皆様の御健勝と更なる御発展を心から祈念し、新年の御挨拶とさせていただきます。
令和8(2026)年 元旦
外務大臣 茂木 敏充
(提供:外務省)
SUZUKI Kazuhiro
Ambassador of Japan to Australia
在オーストラリア日本国大使 鈴木量博

明けましておめでとうございます。
はじめに、昨年末、シドニーにおいて悲惨なテロ事件が発生し、多くの尊い人命が失われたことに、心よりお悔やみ申し上げます。私は、豪州の皆様が固い結束によりこの悲惨な出来事を乗り越えていくことを確信しています。また、在留邦人の皆様の安全確保は在外公館の最重要任務であり、関係当局と連携しつつ、皆様が安心して安全な生活を送ることができるよう、全力を尽くして参ります。
昨年は、戦後80年という節目の年として、日豪間の和解の歩みを改めて振り返るとともに、8月には、終戦の日に合わせ初めてトレス海峡の木曜島を訪問し、同島で潜水夫として活躍された日本人の方々の墓参をし、日豪の歴史的な絆の強さに印象づけられた1年となりました。
また、9月3日の大阪・関西万博のオーストラリア・デー行事には、豪州を代表して出席されたモスティン豪州連邦総督に同行しましたが、開催期間中のオーストラリア・パビリオンの来場総数は300万人を超えたと伺っており、日本国内の豪州に対する関心の高まりも実感しました。
特に昨年、安全保障・防衛分野では、日本の「もがみ型」護衛艦の能力向上型が豪海軍次期汎用フリゲートとして選定されました。その後に開催された第12回日豪外務・防衛閣僚協議(「2+2」)の場で、日本にとって「特別な戦略的パートナー」である豪州との協力を更なる高みに引き上げる大きな一歩となったことを確認しました。
本年は、日豪友好協力基本条約(通称NAR A条約)の調印から50年という節目を迎えます。日豪両国を取り巻く戦略環境が厳しさを増す中、これからの50年を見据え、日豪間の防衛産業協力を含む安全保障・防衛協力、重要鉱物、住宅、再生可能エネルギーを含む経済分野における協力、そして、両国関係の基礎となる知的・学術交流を含む人的交流をますます拡大していく必要を痛感しています。
本年も、NARA条約50周年を機に、「特別な戦略的パートナー」関係を更に深化させるべく、日豪関係強化に向け大使館一丸となって取り組む所存です。皆様からの変わらぬ御支援をお願い致します。
YAMANAKA Osamu
Consul-General of Japan in Sydney
在シドニー日本国総領事 山中修

新年のごあいさつを申し上げます。
はじめに、昨年12月にボンダイ・ビーチで発生したテロ事件につき、被害にあわれた方々とそのご家族に心からのお悔やみを申し上げると共に、今後とも在留邦人の皆様の安全の確保を第一に領事サービスの提供に努めていきます。
さて、昨年1年を振り返りますと、当館が所在するNSW州関連では、チャンシヴォン州産業・貿易大臣やビーズリー州総督が訪日し、広沢名古屋市長がシドニー市を訪問するなど、多くの要人往来があったことに加え、NSW州議会では日本友好議連が設立されました。また、当館が所管する北部準州(NT)では、フィノキアーロ首席大臣が初めての海外訪問先として日本を訪問するなど、昨年は、日・NSW州、日・NT関係の深化を体現する出来事が多くありました。
本年は日豪友好協力基本条約署名50年に当たります。昨年のこうした流れを継承しつつ、当館も、さまざまな分野において、日豪、日・NSW州、日・NT関係を一層盛り上げていきたいと思います。
この点、3月には豪州にてサッカー女子アジア・カップが開催されます。なでしこジャパンとMatildasの健闘を祈ると共に、皆様と一緒に大会を盛り上げていきたいと思います。6月にはNTの中高生がスタディー・ツアーで沖縄を訪問する予定です。学生交流は両国関係を支える重要な基盤です。総領事館としてもこのような交流を更に活性化すべく尽力していきたいと思います。
また、年内には西シドニー空港が開港する予定です。日豪間の人の往来の更なる増加はもちろん、同空港周辺地域の開発に多くの日本企業が参画し、経済交流が更に深まっていくことを期待しています。
この50周年というモメンタムを生かし、豪州内、特にNSW州とNTにおいて日本の存在感を益々高めるべく尽力していきますので、引き続きご協力とご支援を頂戴できれば幸いです。
FURUYA Tokuro
Consul-General of Japan in Melbourne
在メルボルン日本国総領事 古谷徳郎

新年あけましておめでとうございます。メルボルンに着任して早1年と2カ月が過ぎました。昨年は管轄3州(ビクトリア州、南オーストラリア州、タスマニア州)各地を訪問する機会に恵まれました。また、各州の大臣や影の大臣等の政治家、スタートアップ企業を含めたビジネス関係者、有識者、ジャーナリスト、文化関係者、在留邦人の方がたなど多くの皆様にお会いした他、公邸を使って関係者同士の交流の場を設けることもできました。
本年も、引き続き精力的に努力を重ねることで、両国の友好と協力関係の一層の強化に全力を尽して参ります。
昨年が愛知県とビクトリア州の姉妹県関係45周年であったことから愛知県代表団がメルボルンを来訪した他、CPTPP閣僚会合がメルボルンで開催されました。
また、大阪・関西万博視察などのため日本を訪問したビクトリア州副首相やメルボルン市長を日本でお迎えし、日豪双方の姉妹県・都市の長の方がたにお目に掛かりました。更に、安全対策連絡協議会に加えて、日本人留学生及びワーキング・ホリデーの方がた向けの会合をそれぞれ開催しました。
アデレードでは南オーストラリア州議会での対日議員連盟の立ち上げに参加した他、ホバートでは叙勲伝達レセプションを主催しました。こうした経験を踏まえ、日豪関係が、日豪双方の幅広い層にわたる方がたの多大なる努力のお陰でここまで発展してきたということを改めて強く感じた1年でした。
今年は日豪友好協力基本条約の署名50周年に当たります。皆様の声に引き続き耳を傾けながら、皆様に開かれている、そしてできれば皆様に頼られる総領事館を目指していきます。本年が皆様にとって安全で幸せな1年であるように、また日豪間のビジネス交流及び人的交流がさらに発展していくように、微力ではありますが、引き続き全力で取り組んで参ります。本年も当館をよろしくお願いいたします。
ISHIKAWA Katsutoshi
Consul-General of Japan in Brisbane
在ブリスベン日本国総領事 石川勝利

新年、謹んでお慶び申し上げます。
ブリスベンに赴任して早くも1年が経ちました。昨年は、クイーンズランド(QLD)州の豊かな自然と親日的な方々との交流を通じて、当地の魅力を存分に感じることができました。日豪・日QLD州の関係強化に向けての取り組みを続ける中で、皆様の温かいご支援に心より感謝しております。
特に、昨年の大阪・関西万博において、QLD州は豪州パビリオンのゴールド・パートナーとして大きく貢献しました。多くの方々が万博会場を訪れ、万博を通じて日豪・日QLD州の関係がさらに深化し、それらの方々が日本と豪州の魅力を体験できたと思います。
また、QLD州政府との関係構築を進め、日本企業が安心してビジネスを展開できるよう、州政府との連携強化に努めてきました。資源・エネルギー、食料供給といった重要な分野での協力を通じて、日QLD州の絆がより強固なものになるよう、引き続き支援して参ります。
文化や人的交流の面でも多くの進展がありました。姉妹都市締結の周年を迎えた各自治体の首長訪問や、新たにQLD州の都市との友好関係を築くため静岡市長をはじめとするビジネス代表団の訪問もありました。学生交流も活発に行われ、多くの若い世代が未来を担う日豪の架け橋となることが期待されます。
本年は、日豪友好協力基本条約署名から50周年、さらにQLD州北部タウンズビルでの日本領事館設立130周年という歴史的な節目を迎えます。この領事館の開設によって、両国間の公式な交流が始まりました。QLD州を管轄する総領事として、日豪の友好の歴史を振り返ると共に、本年を未来に向けた新たなスタート地点と位置づけ、皆様と共にさらなる日QLD州関係の発展に努めて参ります。引き続き温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。
最後に、午年となる本年、皆様にとりましても、新たな挑戦に向かって力強く飛躍する1年となりますよう、皆様の御多幸と一層の御繁栄を心から祈念申し上げます。
KARIMATA Atsushi
Consul-General of Japan in Perth
在パース日本国総領事 狩俣篤志

新年あけましておめでとうございます。2026年の新春を皆様と共に迎えられることを大変うれしく思います。
昨年4月に着任して以来、西豪州のさまざまな地域を訪れる機会に恵まれました。ブルームやバンバリー、ピルバラをはじめ、歴史的なつながり、姉妹都市盟約、経済のつながりを持つ地域を巡り、豊かな自然や文化、そして温かい人びととの交流を通じて、西豪州の多様性そして日本との深い絆を肌で感じて参りました。
昨年は、10月に日豪経済会議が17年ぶりにパースで開催されました。両国の政府やビジネス・リーダーがいらっしゃり、多くの方に西豪州の魅力を知って頂く機会となりました。激動と混迷の時代における日豪協力の重要性が改めて確認され、更なる経済的結びつきの創出を期待します。
ハイレベルの往来についても、ロジャー・クック西豪州首相は2度の訪日を果たし、大阪・関西万博にも参加されました。日本からは、第62回日豪経済会議に合わせて、加藤明良経済産業大臣政務官及び熊谷俊人千葉県知事がパースを訪問されました。
スポーツを通じた交流も活発化しています。昨年6月のW杯アジア最終予選の日豪戦や、9月の日豪のプロ・バスケットボール・チームによるプレシーズン大会における日本人選手の活躍は、両国のスポーツ外交を一層発展させ、また邦人コミュニティーを更に活性させる貴重な機会となりました。3月にはサッカー女子日本代表がアジア杯のため、パースにやってきますので、皆様とともに盛り上がれることを楽しみにしています。
2026年は、日豪友好協力基本条約(「奈良条約」とも呼ばれます。)署名50周年という節目の年です。この記念すべき年を祝い、両国の絆、人びとの交流、各分野での協力を更に深めていければと思います。
最後に、本年も皆様のご支援とご協力を賜りながら、在パース日本国総領事として日豪関係の発展に尽力して参ります。本年も皆様と共に歩みを進めて参りたいと存じます。