
メルボルン市内、ヤラ川河畔のメルボルン・パークで開催されている2026年グランドスラム(GS)の第1戦、テニス全豪オープンの熱戦を、長年にわたり同大会を取材する日豪プレス記者・板屋雅博が独自の視点でリポートする。
(文・写真=板屋雅博)

テニスの全豪オープンは第3日の1月20日、女子シングルス1回戦が行なわれ、センター・コートに元世界1位の大坂なおみ(17位)が登場。世界16位のアントニア・ルジッチ(クロアチア)を6─3、3─6、6─4で破り、2回戦進出を決めた。
この試合で話題をさらったのは、何と言っても大坂のド派手衣装での入場シーン。
絶好調と前評判で、自身も「どんな状況にも対応できる」と豪語していたので、試合に入ってからも安心して撮影していた。
ド派手な衣装で入場したのは、自信の表れだったはず。ところがなかなかサーブが入らない。
第1セットこそ6─3で取ったが、サーブ、ショット共に調子が上がらない様子。これは難しい試合になったと心配になるほどで、第2セットは逆に3─6で落とした。
第3セット目も互いにブレークを奪い合う激しい戦いになったが、最後は大坂が何とか振り切り2年連続で2回戦に進んだ。
筆者は昔、日本のテニス雑誌にオーストラリアのテニス事情についての連載コラムを執筆していた。日本のテニス雑誌は読者のテニス技術向上に関する記事が多いが、欧米のテニス雑誌は、ゴシップやファッションの話題が大半を占めている、と書いたことがある。
テニス選手やメディアが参加する前夜祭パーティーなどでも日本人プレーヤーはほとんど参加しないが、欧米のプレーヤーは逆にパーティーこそ本番と言わんばかりの盛り上がりである。
大坂の衣装は、欧米の流儀に沿ったものであると、久しぶりに思った。
