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夢のマイホーム/下がるか、下がらないか

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オーストラリアで夢のマイホーム計画

第139回 下がるか、下がらないか

2020年のオーストラリア準備銀行の幕開けは、2月第1週の火曜日である2月4日です。記事を書いている今はまだ分かりませんが、多くの業界専門家たちは20年第1回目の決定で、また政策金利が下がると予測しています。さて政策金利は下がったのでしょうか。

1990年から2019年の間のオーストラリアの政策金利の平均は4.32パーセントです。最も高かった時代は1990年1月の17.50パーセント、そして最低値は皆様もご存じである通り昨年10月からの0.75パーセントです。実に10パーセントも政策金利に差があったのですね。

経済学者や、業界の専門家たちは、2020年の政策金利は2度下がり、0.25パーセントになると予測しています。政策金利が下がれば、貯蓄の金利が更に下がることになります。リタイアされた方など、貯蓄の金利を生活の足しにされている方にとっては厳しい状況です。しかしマイ・ホームや投資物件を購入したい方にとっては朗報となります。

0.25パーセント金利が変われば、家庭の収入やポリシーにもよりますが、多くのケースで1万ドル以上は融資額が増加します。融資額が上がることで、これまでの予算で探していた物件よりも高めのものを探したり、オークションでの競り合い金額が大幅に上昇したりします。実際、シドニーやメルボルンのマーケット価格は昨年後半から上昇しています。この傾向は恐らく20年にも続くものと予測されています。

それではこの低金利はいつまで続くのでしょうか。今の金利であれば、毎月の支払いが可能であったとしても金利が少し上昇すれば、支払いが厳しくなるというケースもあることでしょう。しかしオーストラリアの経済が大幅に改善しないことには、政策金利がいきなり上昇するということはあり得ません。GDP成長率、失業率、消費者の動向などをみて決まる政策金利。多くの専門家たちは、しばらくはこの低金利が続くと予測しています。


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