今日から売れる販促・集客のコツ
楽しみながら笑売繁盛!
楽笑マーケティング
「モノが売れない時代」における「売れる」ポイントはただ1つ、「過去の成功体験ほど疑わしいものはない」と気付けるココロです。本コラムは出版・広告業界に15年以上携わってきた著者が、販促・集客のための「気付き」を与え、あなたの“やわらかアタマ”を育てます。
飲食店の集客を復活させたインスタグラムの活用法
よく問い合わせを頂く「SNSの活用方法」。SNSをうまく活用することで集客を劇的にアップさせることは実際に可能です。今回は、SNS活用で売り上げが伸びた飲食店の事例を元に、インスタグラムの活用方法について紹介します。
◆SNSを甘くみていると競合店に客をごっそり取られてしまう!
SNSを活用して集客に成功する飲食店がある中、戦略もなく、ただSNSで告知しているだけという店が非常に多くあります。そういう店に多く見られるのが「スマホやパソコンを使うのが苦手」、「SNSに割く時間がない」というマイナス意識。実は、以前アドバイスした店の周辺にあるライバル店を調べたところ、アドバイスした店に比べ、競合店はインスタグラムを中心にSNSの運用をしっかりと頑張っていました。そして、集客が減った時期と競合店がインスタグラムの投稿を頑張り始めた時期が比較的合致していたのです。
◆飲食店のSNSマーケティングはインスタグラムだけで十分!
相談者が気にしていたのは、「どうしたら他の店のようなお洒落な写真を撮れるのか?」ということ。インスタグラムの特徴は何と言っても、写真で魅力を伝えることができる点。インスタグラムを始めると、綺麗な写真が撮れ、それが楽しいということを実感してもらえました。
私はかつて雑誌の編集者をしていたので、ある程度、撮影のディレクションはできます。そこで実際にアドバイスした具体的な方法をご紹介します。
- フラッシュは使わず自然光で撮る
料理の写真は自然光で撮るのが基本です。できれば室内で光が差し込む窓際に置いて撮影しましょう。
- 看板メニューは繰り返し掲載する
イチオシのメニューや看板メニューは何度も投稿しましょう。タイムラインはすぐに流れてしまいます。同じことを投稿するのを苦手に思うかもしれませんが、「伝わるまで伝える」のがマーケティングの基本です。
- 平皿メニューは俯瞰(ふかん)(真上から)で撮る
平皿に盛られたメニューは俯瞰で撮影すると、綺麗に見えます。また、一品でなく複数のお皿を俯瞰で撮ると見切れているものがあっても、インパクトがあってお洒落な仕上がりになります。
以上は具体策の一部です。その他のテクニックについては私のウェブサイトで紹介してるので、詳細はそちらをご覧ください。その飲食店はインスタグラムを4カ月頑張った結果、売上が1.5倍となりました。さぁ、次はあなたの番ですよ!
森茂樹
●出版・映画会社のKADOKAWA入社後、雑誌記者・情報誌編集者として従事。その後、広告制作ディレクター、専門学校広報など出版・広告業界を渡り歩く(綱渡りだけど!)。現在は、格安ホームページ制作者、販促アドバイザー、翻訳家として活動中。
Web:www.mideax.com