教えて!
不動産売買の常識
とっつきにくいイメージのある不動産の売買について不動産コンシェルジュのOrion Star Propertyのジャスミン・キム(Managing Director)が初心者にも分かりやすく、実例を交えながら説明します。豪州では年々、物件価格が上昇しているため、レントを払い続けるか、物件を購入し資産を増やすか、今後のライフ・プランを考える良い機会となるでしょう。
基準金利0.75%台! 不動産投資の魅力は?(その2)
前回に引き続き、不動産投資の魅力を整理してみます。
売却による利益を得られる
毎月の安定収入も不動産投資の1つの魅力ですが、投資物件の売却による利益、キャピタル・ゲイン(Capital gain)を得られることが最大の目標であり、魅力だと言えるでしょう。
投資に積極的に関与できる
不動産投資を開始しようと考えてから物件の選定、取得、物件の売却までの全てを自分自身の判断で行うことができます。当然、不動産会社などのプロのアドバイスが必要になってきますが、そのアドバイザーの選定も自分で行えます。そういう点では、自分自身で不動産の知識を習得すること、優秀なアドバイザーを見つけることが不動産投資成功の第一歩と言っても過言ではないでしょう。
税制上のメリット
不動産投資は他の投資商品とは課税の取り扱いが異なっており、税制上のメリットを受けられます。
不動産所得の計算上、実際にかかった経費に加えて建物の減価償却費を差し引くことができます。要するに建物の減価償却費相当分が課税されない分、所得税が軽減されることになります。
まとめ
まとめてみると、不動産投資には他の金融商品にはないメリットがあります。毎月、安定した収入が得られることに加え、売却による利益を得ることも可能です。また、不動産を担保にすることで比較的、資金調達が容易という特徴があります。このようなことから会社員を続けながら不動産投資を始めることも可能になってきました。
このように不動産投資は、投資家がプロのアドバイザーの下、不動産の特性をつかみ、リスクとリターンをある程度理解できれば、魅力的な投資商品になります。
ジャスミン・キム
NSW州不動産業者免許所持。実践的な日本語不動産セミナーを2009年から開催。分かりやすいと定評のある、不動産コンサルティングのエキスパート。日本人2,000人以上を含む8,000人以上の顧客の不動産コンサルティングに携わる。「自分が納得できないものはお勧めしない」をモットーに常に消費者目線で、日々市場調査に余念がない努力家。