2023 National Multicultural Festival
こんにちは。日豪プレス公式インスタグラムで、キャンベラの情報を投稿をさせて頂いている、インターンのJoyと申します。これから「キャンベラ・イベント巡り」のコラムを通して、皆様に、オーストラリアの首都キャンベラの魅力をお伝えしていきたいと思います。第1回目の今回は、「2023 National Multicultural Festival」についてご紹介。
「National Multicultural Festival」とは?
2月17日~19日までの3日間、キャンベラのCBDとグリーブ・パーク(Glebe Park)で「2023 National Multicultural Festival」が開催されました。今年で25周年を迎えたこのフェスティバルは、キャンベラの多文化コミュニティーのプラットフォームを提供する、とても特別な楽しいお祭りです。170の異なる国や地域の人びとが参加し、250以上の国の料理や飲み物が販売され、8つのステージでは、30にも上るさまざまな文化の紹介とパフォーマンスが披露されました。
同フェスティバルは、もともと1981年から1月26日の「Australia Day」の1日だけ開催されていた行事でしたが、1996年に現在の名称に変わり、キャンベラの年間行事として確立され親しまれてきました。新型コロナウィルス感染拡大の影響で3年ぶりの復活となった今年は、25周年という節目を迎え、新たにアフガニスタンやチベットなどが加わり、スペースもGlebe Parkまで拡大したこともあり、前回の約25万人を上回る約35万人が集まる大盛況ぶりでした。
多種多様な文化に圧倒される
私もフェスティバルに参加し、大勢の人、色とりどりの国旗、それぞれの文化を紹介する情報ブース、さまざまなおいしい食べ物の匂い、にぎやかなステージのパフォーマンスや音楽に圧倒されました。ステージでは、料理教室や、中国の伝統的な舞踊などが披露され、食べ物ブースでは、フランスのクレープ、日本のから揚げやたこ焼き、ブータンの餃子、アイルランドのビール、ドイツのホットドッグなど、多岐にわたる国の料理が販売されていました。
私が訪れた日は気温が30度を超え、とても暑くて大変でしたが、今年から会場となったグリーブ・パークには木陰があり、比較的過ごしやすかったので、スペースが拡大されて良かったと思いました。私はそこで「Octo Ball」のたこ焼きと韓国の「Chips on a stick」を頂き、そのおいしさで、フェスティバル気分が更に盛り上がりました!
キャンベラの文化的多様性の美しさを実感
同フェスティバルで印象的だったのは、キャンベラの文化的多様性の美しさと、全ての文化を快く受け入れている人びとの心の広さです。さまざまな国や地域のバックグラウンドを持つ、子どもから大人までたくさん集まり、皆が共に楽しそうに過ごしている姿を見て、キャンベラ、そしてオーストラリアの魅力の1つは、文化的多様性を共有できることだと改めて認識させられました。このようなすてきなイベントがこれから何年も続いていくことを願っています。