「世界難民の日」(6月20日)に伴い、NSW州政府は「Multicultural NSW Stronger Together Project Grants 2024(2024年Multicultural NSW「団結は力なり」プロジェクト助成金)」への応募を呼び掛けている。
「世界難民の日」は、難民の強さや苦境に立ち向かう勇気を称えるために「難民週間」(6月18〜24日)中に設けられた日で、難民によるオーストラリア社会への貢献を祝して「Refugee Council of Australia(オーストラリア難民審議会)」が毎年活動行事を開催している。
「『難民週間』が初めて設けられたのは1986年、シドニーで、その後オーストラリアの推進派による20年にわたる働きかけによって、2001年に国連に認められ全世界で祝われる日となったという事実を多くの人びとはご存じないと思います」とスティーブ・カンパー多文化主義大臣は述べた。
「抑圧や暴力から逃れてきた人びとは、自分の人生を立て直し、希望を叶えることができる安全な場所を必要とします」とカンパ―大臣は語る。
「難民がコミュニティーに落ち着いて生活できる最良のチャンスを与えられたとき、彼らは自分たちの繁栄のみならず、そのコミュニティも成長できるよう手助けしているのです」
2015年以来、ウクライナやイラク、シリア、アフガニスタン、コンゴ、ミャンマーといった国々からの難民35,000人がこれまでNSW州に到着している。
「Multicultural NSW Stronger Together Project Grants 2024」プログラムは、社会の団結に長期的な良い影響をもたらし、コミュニティーのニーズに応えるような草の根プロジェクトを支援することを目的としている。
同プロジェクト助成金は、2024年1月1日から12月31日までの間に実施される活動に対し、20,000ドルから40,000ドルまでの資金を提供している。
「私たちの草の根組織は、地域のコミュニティに影響を及ぼす問題に対して、その地域の状況に合わせたソリューションを見出すことに最も長けています」とカンパ―大臣は述べた。
また、「より強固で社会的結束力のあるコミュニティーを築くことは、私たちの州の最大の資産、つまり人々への投資を行うことを意味します」 と続けた。
Multicultural NSWは、同プロジェクト助成金プログラムに関するオンライン説明会を6月28日午前10:30より開催する。
詳細、応募資格条件、応募方法:
https://multicultural.nsw.gov.au/multicultural-nsw-grants/
オンライン説明会への参加登録:
grantsinfo@multicultural.nsw.gov.au
■ソース
NSW州政府 Multicultural NSW からのリリース