シドニー西郊に位置するアッシュフィールド(Ashfield)で9月8~10日、カウンシル主催の「Culture X Festival」が行われた。同フェスティバルは、シドニー・セイクリッド・ミュージック・フェスティバルの活動を継続し、多様な文化を含むコミュニティーと関わる新しい音楽やプロジェクトを紹介するものとして開催。
沖縄太鼓ダンスのエイサーチャンプルー(Eisa Champ Roo)は9日、ブラジルのブラスバンドやインドのドラム・チームに並び、公園周辺をめぐるパレードに参加。沖縄エイサーの原風景である「道ジュネー」を再現したような雰囲気は、たくさんの地域住人たちの注目を集めた。
同日夕方に行われたアボリジナルへの敬意を表すスモーク・セレモニーでは、豊作への感謝を唄った荘厳な「ミルクムナリ」を披露。民族は違っても、郷土や祖先を崇拝する気持ちは同一であることを表現。その後のダンス・パーティーでは、アップテンポの「地翔ドーイ」で、観客をも巻き込んで盛り上がった。
また、最終日の10日には、エイサー・ワークショップを開催。12歳までの約30人の子どもたちが参加し、前半は沖縄のユニークな文化やエイサーの意味などをクイズを交えて学び、後半はエイサーの基本の動きを練習した。
子どもたちは、クイズにも踊りにも積極的に参加。短時間のワークショップで完全にリズムをつかみ、最後には実際にパーランクー(小太鼓)を持ち、“太鼓を叩きながら曲に合わせて踊る”という貴重な体験を楽しんだ。
Eisa Champ Rooは現在、新メンバー候補となるビギナー・レッスン生を募集している。また、沖縄文化と太鼓ダンス・エイサーの更なる普及のため、ワークショップも積極的に行っていくという。ワークショップの要望、または出演の依頼があれば、下記まで問い合せを。
Eisa Champ Roo
Email: eisachamproo@gmail.com
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