こんにちは。日豪プレス・インターンのJoyです。先日は、キャンベラの冬のイベントについてお届けしましたが、季節はがらりと変わり、同コラム7回目となる今回は、9月16日~10月15日に行われた「Floriade」というすてきな春のイベントを紹介します。
「Floriade」とは?
「Floriade」は、キャンベラのバーリー・グリフィン湖畔にあるコモンウェルス・パークで毎年開催される花とエンターテイメントの祭典です。見どころは、彫刻やその他の芸術的特徴が組み込まれた、開花球根の広範な展示。「Floriade」は、ラテン語「Floriat」が由来の言葉、「花でデザインする」という意味から名付けられました。
同イベントは、毎年9月中旬から10月中旬に、オーストラリア国内だけでなく、海外からの観光客も集め、キャンベラにとって最も重要な定期イベントになっています。なんと毎年100万個もの開花球根が準備されている、オーストラリア最大級の名にふさわしい可憐な春祭りです。また、9月28日~10月1日の夜は「NightFest」という別名イベントとしてすてきなイルミネーションも開催されました。
今年のテーマは「Floral Wonderland」
Floriadeには、毎年テーマがあり、今年は「Floral Wonderland」でした。花を眺めていたら、なんと『不思議の国のアリス』に登場するチェシャ猫を発見!
「Fantasy Garden」というすてきな庭では、「Floral Wonderland」に入る、つまり別の世界に入るというアイデアを示唆。紫や青の暗いチューリップの歌壇から黄色や赤の明るいチューリップの歌壇へと変わる、色のコントラストは、魔法と新世界への移行という不思議な感覚を生み出していました。
屋台や乗り物もいっぱい
同イベントでは、花だけではなく、食べ物やお土産などを買える屋台も集結。観覧車や子どもに人気のジャンピング・キャッスルなど、乗り物やエンターテイメントもたくさんあり、花見をしながら一日中充実した時間を過ごせるよう工夫されていました。
春の暖かさを感じるイベント
寒い冬から暖かい春になったことが実感でき、家族や友人と一緒に美しい数々の花を見ながら充実した時間を過ごせる楽しいイベントでした。今年のテーマ「Floral Wonderland」の名の通り、まるで花に導かれ別世界へと連れて行かれたかのような不思議な気分が味わえました。来年はどのようなテーマで、どんな花のディスプレイが見られるのかとても楽しみです。