大シドニー地域とシドニー7地方自治体地域
6月23日、シドニー都市圏のボンダイ・クラスターが31人と報告される頃から各州・準州が次々とシドニー地域に対してレッド・ゾーンその他を宣言し、シドニー都市圏の7地方自治体地域から州・準州への移動禁止を発表している。
まずVIC州が、City of Sydney、Waverley、Woollahra、Bayside、Canada Bay、Inner Westのシドニー都市圏東部7地方自治体をレッドゾーンに指定した。VIC州民でこの7自治体地域に入った者はVIC州に帰宅後2週間の自宅隔離を義務づけられる。また、非VIC州民でこの7自治体地域に入った者はVIC州への入域をできない。また、この7自治体地域を通過しただけで降りていない者はVIC州入域許可を申請しなければならない。
WA州もNSW州に対して州境を閉鎖している。
マーク・マクガワンWA州首相は、「6月23日午前11時より、NSW州全域を”very low risk”から”medium risk”に引き上げた。これにより、NSW州からの旅行者またはNSW州を通過してきた旅行者は、特別許可がない限り、WA州に入ることができなくなる」と発表した。
ACTもNSW州との州境規制を強化した。これにより、6月11日以後にNSW州内に滞在し、その後”very low risk”と指定された地域に14日間以上滞在していない者、ACT住民も同じ時期にNSW州に入っていた者も同様の措置の対象となる。
SA州も同日直ちにNSW州との州境を閉鎖している。現在、NSW州からSA州に入ろうとしている者及び過去14日間の間にNSW州に滞在していた者はSA州への入域を禁じられる。ただし、SA・NSW州境から100kmの範囲は緩衝地帯として特にこの禁止措置を免じられる他、帰宅するSA州民、社会に必須の職務に従事する者、恒久的にSA州に移動しようとしている者、DVから逃れようとしている被害者も規制から除外される。
TAS州公衆衛生部長は、「6月23日午後4時より、シドニー7地方自治体を”high risk”地域に指定する」と発表している。
NTは、大シドニー地域、ブルーマウンテン、ウロンゴンをホットスポット地域に指定した。6月23日午後6時以降にこの3地域からNT地域に入る旅行者は自費で14日間の隔離に入らなければならない。
また、連邦政府も、6月23日より6月30日までシドニー都市圏7地方自治体地域をホットスポットに指定した。
■ソース
COVID updates: States react swiftly to news of Sydney’s growing coronavirus cluster -as it happened