コロナ禍の2020年12月に着任し、23年4月までの2年4カ月、駐オーストラリア大使として数々の難局を乗り越え両国関係の発展に尽力した山上信吾氏が、「南半球便り─駐豪大使の外交最前線体験記」(文藝春秋企画出版部)に続く第二作目の著書、「中国『戦狼外交』と闘う」(文春新書)を出版した。
2023年12月に外務省を退官した山上氏は「今までの日本の外交官にはないアングルと筆致で駐豪大使時代のやり取りや舞台裏を再現してみました。ぜひ外交最前線の息吹きを堪能ください」と話す。4月からはシンクタンク活動に参加し、精強な外交の実現に向けて邁進していくという。
同書は、シドニー紀伊國屋書店や日本全国の有力書店及びオンライン書店で購入可能できる。