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辻井伸行、野口聡一、小野伸二ら著名人の特別授業も開催! 年間を通じユニークな取り組みやイベントを行う「シドニー日本人国際学校」

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 「日本人学級」と「国際学級」を併設し、世界に約90校ある日本人学校で唯一ミックス・レッスンを実践するシドニー日本人国際学校(Sydney Japanese International School/SJIS)。同校では日英両言語で指導し、運動会や音楽発表会などは両学級が協力して作り上げる形で相互理解を図れるような取り組みが行われている。本記事では、年間行事や著名人を招いて実施される特別授業など、同校特有の珍しい学校行事を紹介する。

年間を通じて日本の四季折々の行事や独自のイベントを開催

 シドニー日本人国際学校(以下、SJIS)では、日本の四季折々の行事を楽しむ機会が設けられている。例えば、節分には、紙で作った豆で豆まきが行われ、高学年の生徒たちが鬼に扮して参加。ひな祭りには、子どもたちがおひな様の人形を手作りしたり、絵を描いたりする時間もある。そして、子どもの日には、大きな鯉のぼりや兜がキャンパス内に展示され、子どもたちの健やかな成長を祈る。七夕には、生徒1人ひとりが願い事を紙に書き、笹の葉に飾り付けられるなど、日本の伝統行事を通じて、その意味を学び、共有し、祝うことで、子どもたちがすばらしい日本文化を継承し、理解していくことを心掛けているのだ。

 また、毎年子どもたちが楽しみにしている行事の1つがスポーツ・デーだ。大玉転がしや綱引き、玉入れ、リレーなど、日本で行われる伝統種目が盛り込まれ、他校ではなかなか経験できない、同校独自の「運動会」を開催。スポーツ・デーを通して、スクール・コミュニティーの結束を高め、スポーツマンシップが育まれる。

 そして、言語学習発表会では、日本人学級の生徒は英語、国際学級の生徒は日本語で演劇し、日頃培った語学力を発揮しながら楽しく劇を披露。演劇を通じ、より言語スキルを向上させ、コミュニケーション能力が高められる。更に、スクール・コンサートでは、両学級の子どもたちが一緒に練習し、歌うことで絆を深める。楽器演奏も取り入れられ、友人と協力しながらコーラスや演奏を行い、子どもたちは自身の音楽的才能を伸ばしていく。スタッフ・バンドの演奏もあり、子どもたちだけでなく、教職員も一緒に同行事を楽しんでいるという。

 同校の職員は「全校合唱で歌う『Our Treasure すき』という曲は、音楽の先生が生徒と共に創立30周年を記念して作られた曲です。25年にわたり歌い継がれており、キンディーからイヤー9の生徒たち全員での歌唱を聞くと、感動的で自然と涙があふれます。年間を通してのイベントは、子どもたちが楽しみながら学び、成長する場となっています。先生方の手厚いサポートもあり、どのイベントも大成功に終わり、保護者からも高い評価を頂いています」と話す。

 「日本の長い歴史に培われた伝統文化や季節行事を、オーストラリアの地で体験する機会を作ることは私たちの使命でもあります。このような体験を通して、子どもたちは日本文化を次世代に継承することができると共に、異文化を理解する力を育てることができます。日本文化を学ぶことを通じて、日本のバックグラウンドがある生徒は、オーストラリアにいながら自身のアイデンティティーを形成し、自己認識や自尊心が高まります。また、バックグラウンドがない生徒たちは、異なる文化や価値観を理解し尊重することで、多様性の理解や異文化の人びととより良い関係を築く能力を育みます。本校では、幼少期から日本とオーストラリアの豊かな文化、伝統、言語に触れる機会をより多く作ることを心掛けています」と続けた。

著名人を招いて行われる特別授業はSJISの児童・生徒たちの特権

 年間行事の他にも、SJISでは、これまでプロ・サッカー選手やピアニスト、宇宙飛行士など著名人や政府関係者を招いての特別授業を開催し、保護者の方々も参加できるなど反響を呼んでいる。

 2013年は「Western Sydney Wanderers」で活躍していた小野伸二選手の訪問に子どもたちだけでなく教職員から保護者まで大きな興奮が広がり、多くの人が小野選手のサッカーに対する情熱と専門知識に感銘を受けたという。スポーツにおける努力とチームワークの重要性についての貴重な教訓だったそう。トークの後は快晴のオーバルでミニ・サッカー・クリニックが開催され、小野選手は子どもたちと一緒にボールを蹴り、指導した。

 2016年には、ピアニストの辻井伸行氏が訪問。同校にとって音楽の魅力を再確認する機会となったという。辻井氏の演奏は、聞いている者の心を打ち、子どもたちの音楽への新たな興味を喚起。即興で『Waltzing Matilda』が演奏され、児童・生徒がいっせいに歌を歌い始め、ピッタリ息の合ったパフォーマンスが見られる場面もあった。

 2017年は宇宙飛行士の野口聡一氏が来校し、科学と探求心に関する貴重な機会が設けられた。子どもたちは野口氏の話に耳を傾け、宇宙探査への夢と希望を抱いた。宇宙ステーションでの貴重なビデオや写真も披露され、宇宙から富士山の雪景色やオーストラリアのウルルがはっきり見えることが伝えられた。たくさんある惑星の中で、地球は本当に美しかったという言葉が印象に残る。

 2019年、SJIS創立50周年記念の際はジャーナリストのクミ・タグチ氏が来校。多様性とコミュニケーションの重要性を強調し、子どもたちはタグチ氏の話を通じて世界の多様性に触れ、相互理解と尊重の大切さを学んだ。また、タグチ氏は自身の日系オーストラリア人としてのアイデンティティーについての講演を行い、「Tim Tam slam」を披露するなどユーモアあふれる一面も見られた。

 同校の職員は「大変光栄なことに、皆様がシドニーを訪れるタイミングでお声掛け頂き、シドニーで唯一の文部科学省認定の日本人学校として、SJISで学ぶ生徒たちに会いたいと、本校への来校を希望してくださいます。普段、滅多にお目に掛かることができない世界の著名人、政府関係者の皆様より直接お言葉を頂けること、間近で演奏を聞かせ頂くことができるというのは、本校の児童・生徒たちの特権とも言えるでしょう。著名人や専門家をお招きしての特別授業では、子どもたちに新たな視点や知識を提供し、新たなインスピレーションやモチベーションを高めることができると思います。プロ・サッカー選手やピアニスト、宇宙飛行士などの成功ストーリーは、子どもたちに夢や目標を持つことの重要性を示し、将来への希望を与えることができ、子どもたちは実践的な体験や貴重な情報を得ることで、幅広い知識やスキルを身に付けることができます。児童・生徒、教職員、保護者など、本校に関係する全ての人びとが刺激を頂き、スクール・コミュニティーが一体となって楽しむことできると確信しています」と語る。

 SJISは、オーストラリアにいながら日本の文化、伝統、言語を習得することができる、他の現地校にはない特徴のある学校だ。自然豊かで広大なキャンパスを有し、生徒1人ひとりに目が行き届く環境を整えている。児童・生徒が「世界の架け橋」となることを目標に、本校が掲げる7つの価値感「礼儀正しさ、誠実さ、責任感、正義感、寛大さ、忍耐力、敬意」を大切に、多様なカリキュラム、文化活動、スポーツ、特別行事を通じ、子どもたちの成長をサポートしている。シドニーで子育てし、お子様の進学先を検討している保護者の方々は、ぜひ一度、このユニークなSJISを訪れてみて欲しい。

シドニー日本人国際学校(Sydney Japanese International School)

住所: 112 Booralie Rd., Terrey Hills NSW
Tel: (02)9450-1833
Email: registrar@sjis.nsw.edu.au
Web: www.sjis.nsw.edu.au
Instagram: @sydney_japanese_school
Facebook: @SJISAU





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