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埼玉で活躍するオーストラリア・ラガーマン、マリカ・コロインベテ選手に注目/Go! ワラビーズin Japan

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布巻俊介選手(右)と笑顔で談笑するコロインベテ選手

 熊谷スポーツ文化公園の中に位置するラグビー場は、2019年のラグビー・ワールド・カップ日本大会で試合会場となったスタジアムだ。4月6日、訪れてまず驚いたのが、このスポーツ文化公園のおよそ半分近くがラグビー関連の施設であったことだ。メイン・スタジアムを含め3つのグラウンドがあり、ここを本拠地とする埼玉パナソニックワイルドナイツ(以下、埼玉WK)のクラブ・ハウスや練習場も同じ敷地内にある。

U20豪州代表の経験があるディラン・ライリー選手(埼玉)

 周囲にもチーム名やロゴ・マークの入った施設を見掛けるなど、地域に溶け込んでいる。更に、試合日を意識してなのか、普段着なのか分からないが、埼玉WKのジャージを模した服を着た犬を連れた人が公園内を散歩しているなど、市民の生活に埼玉WKが馴染んでいるのを感じた。選手にとって良い環境なのではないだろうか。

 過去に「ワイルドナイツ」には多くのワラビーたちが所属していた。オーストラリアよりも日本でのプレー年数が長くなったヒーナン・ダニエル氏、今では議員に転身したデービッド・ポーコック氏ら多数である。監督を務めるロビー・ディーンズ氏もワラビーズのヘッド・コーチ経験者だ。

埼玉のロビー・ディーンズHC。ワラビーズの元HCでもある

 そして今、ディーンズ氏の下でプレーしているワラビーが、マリカ・コロインベテ選手なのである。

 熊谷を訪れたこの日のカードは、埼玉WK対三菱重工相模原ダイナボアーズ(以下、三菱重工相模原DB)。コロインベテ選手はスタメン出場。もちろんWTB。サイズ的には決して大きい方ではないが、爆発力は最大級だ。

 パスを受ける時でもかなりのスピードで走っている。そこから更にスピードを上げて走るWTBのプレーヤーは、どれだけ俊足なのだろうか。

 その俊足ぞろいのWTBの中でも、コロインベテ選手はギアの上がり方が半端ではない。ボールを持つとスピードが上がるのはもちろんだが、スピードに比例してパワーもアップしていく。タッチ・ライン沿いに真っすぐ上がって行き、トライを決める。また、相手のディフェンス・ラインを崩壊させながら、時にはまつわりついて来るタックラーを引きずりながらトライを決めることもある。トップ・スピードに乗って突き進む、そんな時の彼は、傍から見ていても止められる気がしない。味方であれば、非常に心強い。

 ここのところ、少々、省エネ・モード感のあったコロインベテ選手だが、この日は2トライ。彼の魅力であるスピードとパワーを披露してくれた。プレーからも表情からもコンディションは上向きな感が伺えた。

ワラビーズ・キャップ・ホルダー同士の激突! カーティス・ロナ選手(相模原)のタックル受けるコロインベテ選手(埼玉)

 昨年のプレー・オフ決勝戦で、バーナード・フォーリー選手の所属するクボタスピアーズ船橋・東京ベイ(S東京ベイ)に敗れ、今シーズンはより一層強くなった埼玉WK。現在のところ、無敗の「最強軍団」であるが、プレー・オフでは何が起こるか分からない。王座奪還に向けて、コロインベテ選手の闘いは続く。

 一方、昨年12月24日のゲーム以降、負傷のため出場のなかったS東京ベイのバーナード・フォーリー選手は、4月13日、第13節の静岡ブルーレヴズ戦から復帰。フォーリー選手不在が響いたS東京ベイは、現在7位に低迷している。(4月21日現在)

このコラムの著者

山田美千子

山田美千子

ラグビーに魅せられおよそ20年。「強い時も弱い時も、ナンバー・ワンはいつでもワラビーズ!」と、自他共に認めるワラビーズ・オタク。歴代の愛犬の名前はワラビーズ選手が由来。得意なことは、ワラビーズの次世代エースを見つけること。苦手なことは、写真を撮られること





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