オーストラリア、メルボルンのハイスクール(High school)またはセカンダリースクール(secondary school)は一般的に中学校から高校の教育を提供しています。
今回は4校を実際に見てきた感想も交えて、選び方をお伝えしますね。
「ゾーン」(通学区域)
まずメルボルンの公立学校システムでは、「ゾーン」(通学区域)というものがありゾーン内に住む生徒は、優先的にその学校に入学する権利があったり、空きがなかったら入れない事がありますのでこちらでご確認ください。また、学区外の学校に興味がある場合直接学校にお問い合わせしてみてくださいね。
学校の種類
学校の種類としては
- 公立学校(Public Schools)
- 私立学校(Private Schools)
- カトリック系学校
メルボルンの有名な私立高校に入学するためには、早めにウェイティングリストに登録する必要があります。その高校の付属されている小学校から継続入学が多かったり、受験やインタビューがありますので、こちらも入学手続きを確認してみてください。
公立の学校では一般的には特別な入試(受験)はないのですが、例えばVictorian College of the Arts (VCA) は、メルボルン大学(University of Melbourne)の一部であり、公立の高等教育機関なのですが、アート、ダンス、芸術と力を入れていて入学には厳しい選抜プロセスがあったりします。
卒業する際に得られる資格
卒業する際に得られる資格も選ぶ基準になる方もいます。
- VCE(Victorian Certificate of Education)大学進学のための資格
- VCAL(Victorian Certificate of Applied Learning)実践的なスキルとキャリア準備に重点を置いた資格
- VET(Vocational Education and Training)職業技能を提供する教育プログラムで、特定の職業に関連した技術や知識を習得するためのもので、VCALやVCEのプログラムに組み込まれていることがあるようです
オープンデー(Open Day)
興味のある学校が見つかりましたら、オープンデー(Open Day)に参加してみてください。実際に学校で行われ、学校の雰囲気や教育内容の説明会などがあります。私が見学した学校は生徒さん達が学校を案内してくださいました。
毎年の初頭から中盤(2月から5月頃)にかけて開催されることが多いです、公式サイトまた学校のソーシャルメディアなどに開催日が書いてあります。私が参加した学校はすべてオンラインで予約が必要でしたので早めにチェックしておくことをお勧めします!
また、学校にお問い合わせして直接学校見学も可能です。
4校見た感想
私は実際に4校オープンデーに参加しました。週末やっているところは家族みんなで参加、平日の夜は私だけまたは子どもを連れて一緒に行きました。先生や生徒が気軽に声をかけてきてくれてアットホームな感じのところから、学校ホールでプレゼンテーションから始まる学校など様々で、学校の雰囲気や特徴などが感じられて参加してよかったと思いました。
スポーツに力を入れている学校、アートや音楽に力を入れていたり、農業(Agriculture)の教科がある学校もありました。日本語を教科にしている学校も皆さんにとってはポイントが高いかもしれませんね。リキュラムや教育プログラムも学校によって違うので、公式サイトを調べたりオープンデーに参加し直接聞いたりしてみてくださいね。
一番印象に残ったのは、どこの学校も生徒サポートとウェルビーイング (Student Support and Wellbeing)に力を入れていました。ウェルビーイングプログラム、スクールカウンセラー(School Counselor)だけではなく、セラピー犬がいたり生徒のメンタルヘルスを重要視しているように感じられました。
最後に
みなさんのお子さんはおいくつですか?小学4,5,6年生のお子さんがおりましたらオープンデーなどに参加するのもいいかもしれませんね。各家庭、教育において大事にしている部分が違いと思います、学校選びでたくさん悩む方もいるかと思います。私自身もこれから子どもと話し合って、実際に足を運んで一緒に決めれたらなぁと思っています!
著者
クラーク伯子
___ ライフコーチ、デザイナー ___
2児のママ、コーチングとデザインで魅力と可能性を引き出し、未来を創り上げるお手伝いしています
メルボルン子育て広場 メルファミ 2024年8月2日の記事より転載