9月15日にシドニー・マラソンが開催され、今年もシドニー市の姉妹都市である名古屋市からランナーが2人派遣された。シドニー市と名古屋市は1980年から姉妹都市関係を結んでおり、2012年にシドニー・マラソンと名古屋シティ・マラソンが姉妹提携している。名古屋シティ・マラソン2024で優秀な成績を残した大山幸志郎さんと牧浩子さんは、シドニーでフルマラソンを完走し、16日にシドニー市役所へ表敬訪問した。
(文・撮影=櫻木恵理)
2023年は異例の暑さだったシドニー・マラソンだったが今年は風が強く寒いくらいで、晴天にも恵まれ、ランナーにとっては走りやすい気候だった。
「名古屋の平坦なコースとは違い、シドニーは上り下りが多いのが印象的だった」とシドニーのフルマラソンを2時間28分45秒で走り切った大山幸志郎さんは語るが、走りながらもシドニーの景観は十分に楽しめたようだ。
2000年のシドニー・オリンピックを記念して始まったシドニー・マラソンは、ハーバーブリッジを走り、ロックスやシドニー市内、センテニアル・パークを抜け、オペラ・ハウスでゴールというシドニーの観光地を押さえた美しいコースとしても知られている。現在、世界6大会(ボストン、ニューヨーク、シカゴ、ベルリン、ロンドン、東京が加盟)であるアボット・ワールド・マラソン・メジャーズの7番目の候補になっている。
今年は名古屋シティ・マラソン男子ハーフ部門で3位(1時間8分4秒)だった大山幸志郎さんと、女子10キロ・マラソン部門で7位(45分4秒)だった牧浩子さんが代表としてシドニーに派遣され、フルマラソンを走った翌日にシドニー市役所を表敬訪問した。これからも引き続き名古屋市との交流を深めていきたいと話すロバート・コック市議会議員との歓談の後、記念品交換が行われた。
2025年3月に開催される名古屋シティ・マラソンには、シドニーから代表ランナーが派遣される予定だ。