ゴールドコーストで毎年9月下旬に開催される日本のお祭り「Japan and Friends day」が今年も実施。わずか1日、時間にすると約6〜7時間ほどの開催にも関わらず当日は約8,000人を動員。そのイベントの様子を紹介する。
(協力:ゴールドコースト日本人会、取材:日豪プレス)
ゴールドコースト日本人会、および在ブリスベン総領事館共催の日本のお祭り「Japan and Friends Day」が今年も9月21日に開催された。ゴールドコーストで20年以上続いている、「日本のお祭り」だ。
会場はブロードビーチ至近にある巨大ショッピング・センターの隣に位置する「ブロード・ビーチ・カルチャー・センター(Broadbeach Cultural Centre)」、広い芝生エリアとステージ付きの屋内施設と大きく2つのエリアに分かれており、芝生エリアには日本のグルメを楽しめる屋台が10店舗以上、加えてビアガーデン、そして屋内では茶道や書道のワークショッップなど含めトータル20以上のクラフト・ブースが出展されていた。さらにステージでは、終日さまざまなイベントを開催。豪華商品付きのコスプレ・コンペティションなど、終始盛り上がりを見せていた。
最も注目を浴びたのは、数回にわたり開催された神輿の練り歩き。この日のために、日本から「神輿の会」の担ぎ手が20人以上来豪し、来場者の中から希望者をつのりつつ、大勢で大きな掛け声を上げながら神輿を担ぎエリア内を練り歩き大いに盛り上がりを見せた。
トヨタ提供の水素発電機を会場で採用
「今回、トヨタ自動車オーストラリアによる水素エンジン搭載の車の展示などを行いましたが、屋外会場の電源としてトヨタさんにご協力いただいたことをぜひ皆さまにお話ししたいです」
そう話すのは、ゴールドコースト日本人会で会長を務める安藤由香利さん。今回、さまざまな演舞などが行われたステージやフードストールが並んだ屋外会場の電源はトヨタが開発する水素発電機でまかなわれたそうだ。
トヨタのブースを訪れ、トヨタオーストラリア、エグゼクティブ・コーディネーターの田近拓也さんに話を聞く。
「水素発電は、文字通り水素で動く発電機で水しか排出しない点が大きなポイントです。お気づきかと思いますが、発電機の周りでも人がくつろげるほど静かで臭いも感じないと思います。出力は100kVA(約80kW)ほどとなります」
たしかにその大きな筐体にもかかわらず、大きな音も臭いも全く感じない。環境、そして参加者に向けての快適性を両立できる素晴らしいテクノロジーの産物だ。
総計42ブース出展、ステージでは23パフォーマンス
当日は屋内外両方の会場で幅広い業態の方々がブースを出展、さらにステージでは終日さまざまなパフォーマンスが開催されていた。以下、ギャラリー形式でそれらを紹介していこう。
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ゴールドコースト日本人会
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