オーストラリアヤクルトは10月12日、メルボルン市内のホテル「ソフィテル・メルボルン・オン・コリンズ」で創業30周年を祝うディナー・パーティーを開催した。パーティーの幕開けには、伝統的な和太鼓集団「三宅太鼓」が迫力満点の伝統的な和太鼓の演奏を披露し、力強いリズムとエネルギーで会場を魅了した。
オープニングスピーチはオーストラリアヤクルトのセールス・コーポレート・アフェア部門のディレクターであるデイビッド・ワットリー氏(Mr. David Whatley)が行い、続いて、1994年にオーストラリア工場の設立に重要な役割を果たした元ビクトリア州首相ジェフ・ケネット氏(The Hon. Jeff Kennett)が心温まるエピソードを語ったそうだ。
乾杯の挨拶は、ヤクルト本社の代表取締役社長である成田裕氏。ヤクルトのボトルでの「乾杯」というヤクルト社らしい、ユニークな演出を主導した。
日豪のパートナーから祝いのメッセージ
長年、同社の豪州国内でのプロモーションをサポートしてきたdoq社の創業者兼グループ・マネージング・ディレクターである作野善教氏などパートナー社からの挨拶も続いて行われた。doq社はこれまでのパートナーシップへの感謝の象徴として桜の木を贈り、ダンデノンにあるオーストラリアヤクルト工場に植樹する予定だという。
また、日本を含め40の国と地域で販売されているヤクルトグループの海外事業所、シドニーのサッカースクールMate FC、全豪で活躍するシドニー・チアリーディング・スプリングス、チャレンジ(癌と闘う子どもたちを支援する団体)、そして過去20年間スポンサー契約を結んでいるエッセンドン・フットボール・クラブなど、多くのパートナーから祝いのビデオメッセージが届けられた。
在メルボルン日本国総領事の島田順二氏は「オーストラリアヤクルトと日本との強い絆に触れることができた」と、近く離任が決まっている中、在任中の出来事を振り返り、会場の感動を誘った。
ダンデノン市議会議員のジム・メメティ氏(Cr. Jim Memeti)は、地元の雇用機会を提供し、地域社会の生活を支援するヤクルト社に謝意を示した。最後に、ヤクルト本社から、縁起物である小判古鎚(繁栄と成長の象徴)がオーストラリアヤクルト社に贈呈された。