女子ダブルス、二宮組が2回戦へ/熱戦リポート「テニス全豪オープン2025」第5日

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2回戦に勝ち上がった二宮・アイケリ組

 メルボルン市内、ヤラ川河畔のメルボルン・パークで開催中の2025年グランドスラム(GS)の第1戦、テニス全豪オープンの熱戦を、長年にわたり同大会を取材する日豪プレス記者・板屋雅博が独自の視点でリポートする。
(文・写真=板屋雅博)

 全豪オープンの第5日は16日、気温21度、快晴で前日と変わって非常に良い気候の中、ダブルスが始まった。

 第15コートでは女子の二宮真琴(30歳)/ウルリッケ・アイケリ(ノルウェー)組が、M.ボウズコバ(チェコ)/B.マテック=サンズ(米国)組を7─6、6─4のストレートで破って、2回戦に進出した。

 最初は相手のパワーに押されていたが、徐々に二宮の小技が相手のミスを誘う展開になり、1セット目は僅差で二宮組が逃げ切り。2セット目も1セット目の流れを逃さず、ストレートで勝ち切った。

 二宮組は17日の2回戦に臨む。

男子では柚木・渡邉組が逆転で敗退

惜しくも初戦敗退した柚木・渡邉組

 男子ダブルスでは柚木武(26歳)、渡邉聖太(24歳)組が登場した。

 柚木・渡邉組は昨年、中国で開催された全豪オープンのアジア予選で優勝し、全豪オープンのワイルドカード枠での出場を決めた、日本トップクラスの若手として期待のペア。

 対戦相手はサンチアゴ・ゴンザレス(メキシコ、41歳)/ルーカス・ミードラー(オーストリア、28歳)組。

 第1セットは長身の柚木が繰り出すショットがうまく決まって、6─1で奪取。しかし第2セットは、柚木・渡邉組の息が少し乱れたところを相手に突かれて3─6と取られた。

 第3セットも状態を回復することができずに柚木・渡邉組は敗退した。





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