シドニー発のライフスタイル・ブランド「Saardé」が再開発されたサリーヒルズ・ビレッジにオープン

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 近年、シドニー各地で再開発が進んでいるが、「サリーヒルズ・ビレッジ」もその1つだ。60年代にショッピングセンターだったこのエリアは、ブティック・ホテルと住居空間を備えた飲食店やショップが集まる複合施設として生まれ変わった。その一角にオープンしたのが、シンプルで洗練されたデザインが魅力のライフスタイル・ショップ「サーデイ(Saardé)」だ。オーナーのシノールさんと日本人スタッフに、ブランドのこだわりや商品の魅力について、話を伺った。
(文・写真=櫻木恵理)

再開発されたサリーヒルズ・ビレッジ

 サリーヒルズ・ビレッジは、サリーヒルズとレッドファーンの境に位置する。オープンしたばかりの「The EVE Hotel」周辺には、おしゃれなカフェやレストラン・バーなどが並び、階下には「Coles」と「Harris Farm」の2つのスーパーマーケットもそろっている。Saardéはそんな歴史とモダンな雰囲気が融合するエリアにある。

シドニー発のライフスタイル・ブランド

 Saardéはトルコ出身のシノールさんとヴェリティさん夫妻が2018年に設立したブランドで、2024年の末にサリーヒルズ・ビレッジに旗艦店がオープンした。店内の内装や全ての商品のデザインは、妻であるヴェリティさんが関わっている。シンプルでありながら上質で洗練された商品は、大切な人への贈り物や自分へのご褒美にも最適だ。

 トルコの伝統的な製法で作られた石鹸は抜群の保湿力を誇り、ハンド&ボティソープは、白か茶色のボトルから好みに合わせて選べる。数種類あるオリジナルの香りの中でも、お勧めは「イスタンブール(サンダルウッドがメインのスパイシーな香り)」、「セイント・ラファエル(オレンジブロッサムとシナモンのフローラルな香り)」、そしてThe EVE Hotelでも使用されている「アンダルシア(タイム、オリーブ、ベルガモットのフレッシュな香り)」だそうだ。同じ香りのシリーズとして、ルーム・スプレー取り扱っている。モイスチャライザーの白檀(Byakudan)の香りは、シノールさんが日本を訪れた際にインスピレーションを受けたものだという。

 毎年オーナー夫妻がデザインしているトルコ綿100%のビーチ・タオルは、吸水性が高く、乾きやすいため使い勝手が良く、リピーターもいるという。また、トルコ綿を3~4層に重ねたガーゼ生地のシーツやベッドカバーは、柔らさ、通気性、保温性を兼ね備えており、幅広いサイズがそろえられている。

 古代ギリシャのエッセンスとイタリアン・グラスに着想を得た「カイロス・グラス・コレクション」は、個性的で、特にユニークなデザインのシャンパン・グラスやワイン・グラスが印象的だ。これらのガラス製品は耐熱性・耐久性が高く、暖かい飲み物や食洗機にも対応しているため、実用性にも優れている。更に、人気のフロー・レジン・シリーズは、北インドで手作りされているため1点ずつ模様が異なり、じっくりとお気に入りを選ぶ人も多い。特にサラダ・ボウルやフルーツ・ボウルはファンの多いアイコン的商品になっている。

ヴェリティさん(左)とシノールさん(右)(写真提供:Saardé)

 現在は1店舗のみだが、2月中旬頃、ローズベリーで再開発されたばかりの商業施設「Engine Yard」に2店舗目を出店する予定だ。ヴェリティさんの妹の家具ブランド「INARTISAN」との共同ショールームとして展開される。家具をメインに、天然石のアクセサリーや小物などを手頃な価格で扱っており、2つのブランドを合わせて生活全般をコーディネートできる品ぞろえになっているという。

Saardé

住所:Shop L116, 4 Baptist St., Surry Hills, NSW
Webhttps://saarde.com
営業時間:月・火11AM~6PM、水~金11AM~7PM、土・日10AM~6PM





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