オーストラリア東海岸ロード・トリップ/ASAMIの“Fitness Life”

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Vol.36 人生の最後に後悔しないための生き方

 こんにちは。ヘルス・コーチのASAMIです。2025年になり、あっという間に四半期が過ぎました。皆さんはすてきな年を過ごしていますか?

 私は、今年も引き続き2拠点生活を送り、年明けはオーストラリアで過ごしていました。いつもは東京からシドニー行きの日系航空会社を利用するのですが、今回はヴァージン・オーストラリア航空に搭乗。

 皆さんは、ヴァージン・オーストラリア航空が2月23日をもって日本路線から撤退したことをご存知ですか?これまで、オーストラリア国内では何度か利用しましたが、国際線には一度も乗ったことがありませんでした。人生で経験していないことをできる限り減らしたいと思い、撤退前に羽田発ケアンズ行きの便に乗ることにしました。

 せっかくケアンズで降機したので、目的地のシドニーまでロード・トリップをすることにしました。今回は、その道中での運動についてお話しします。

①ケアンズ/ラグーンプール

 まずは、QLD州北部の玄関口、アウトドアが魅力のケアンズからスタート!極寒の羽田からケアンズで降機すると、まずひと言目に「暑い!最高!」。真冬の日本と真夏の南半球ケアンズとの気温差で一瞬にしてテンションが上がりました。すぐに空港で着替えて、ホテルに向かう途中で自身のオンラインクラスを実施してからケアンズ市街に向かいました。ケアンズの海は環境保護の観点から遊泳が禁止されている所が多いため、街中に大きなラグーン・プールがあります。無料で入れるので、夜まで水中エクササイズがし放題です。

②タウンズビル/公園ジム

 2つ目の街はケアンズから東海岸沿いを約350km南下した「タウンズビル」。ここは長年にわたり軍事基地として知られ、国内最大級の陸軍兵舎があります。軍人とその家族が移り住んだことで繁栄したと言われている港街で、1年のうち320日は爽やかな天気に恵まれるという気候の良さが特長です。自然豊かなタウンズビルでは散歩をしながら、公園に設置してある遊具(筋トレ器具)を使って、度々筋トレ。“オーストラリアあるある”なのですが、日本の小さなジムと同じくらいの器具が設置されている公園もあり、自然の中で筋トレができてとても気持ちが良いです。

③エアリー・ビーチ/ビーチサイドラン

 3つ目の街はタウンズビルから東海岸沿いを約280km南下した「エアリー・ビーチ」。オーストラリア屈指のリゾートである「グレート・バリア・リーフ」への入口であり、さまざまなビーチ・アクティビティーを体験できる街です。私はビーチ・タウンが大好きなので、「これぞオーストラリア!」と、再びテンションが上がりました。ここでは海水浴はもちろん、朝はビーチ・サイド・ランをし、多くのランナーと「Good Morning!」と気持ちの良いあいさつを交わしました。

④ロックハンプトン/CrossFit CQ

 4つ目の街はエアリー・ビーチから東海岸沿いを約480km南下した「ロックハンプトン」。ここまで来ると距離感が麻痺してきましたが、だんだん商業的な感じが出てきて、宿泊先の近くにはすてきなウェルネス複合施設がありました。そこには「CrissFit CQ」の他、ナチュラル・カフェ、リカバリー施設やエステサロンなどが建ち並び、久しぶりにCrossFit Boxで朝クラスに参加しました。CrossFitの経験があると、旅行中も各地でドロップインを楽しめ、その地のフィットネス・ラバーと交流できるのが魅力です。

⑤ブリスベン/CrossFit Torian

 5つ目の街はロックハンプトンから東海岸沿いを約630km南下した「ブリスベン」。オーストラリア第三の都市「ブリスベン」は2032年のオリンピック開催地に決まり、増々開発が進んでいます。私は何度も訪れているのですが、来るたびに開発が進んでいて活気が増している街です。ブリスベンにはオーストラリア国内で最も有名なCrossFit Box「CrossFit Torian」があり、ブリスベン中心地から公共交通機関を利用して30分弱で行くことができるので、観光中でも気楽にドロップインができます。とても大きな施設で1クラスの人数は50人程と大型。トップアスリートのコーチから習えたり、ドロップインの人が多かったり、「あなたはどこからドロップイン?」なんて会話もあるほどです。ここでは、ラブレターが入っていたり、WhatsAppやInstagramを聞かれたり「フィットネス・ナンパスポット?」と思える出来事もあり、出会いを求めている人には良い場所かもしれません。

⑥ゴールドコースト/LSKD Event

 6つ目の街は「ゴールドコースト」。サーフィンの街としても有名な世界有数のリゾート地。この地に別荘を持ち、ゴルフやリゾート・タウンを楽しむ日本人が多い背景には、バブル経済真っ只中に日本人が不動産を積極的に購入した流れがあるそうです。

 今回、ゴールドコーストには宿泊していないのですが、ゴールドコーストを訪れた際に参加する「LSKD Event」をチェック。これは、オーストラリア発のフィットネス・ウェアブランド「LSKD」が主催するフィットネス・イベントで、ビーチ沿いを走ったり、LSKD本社で運動やジャーナリングをしたり、マーケティングの一貫でコミュニティー・イベントが定期的に開催されています。参加費は無料なのに商品を頂けることもあり、フィットネス友達を作りたい人やLSKDのことをもっと知りたい人、ジムに入会する前に自分にあった運動やウェアを見つけたい人などにオススメです。ゴールドコースト付近での開催が多いので、近くにお住まいの人はチェックしてみてください。

⑦バイロンベイ/ライトハウス・ラン

 7つ目の街は、ブリスベンから東海岸沿いを約160km南下した「バイロンベイ」。ここからNSW州に入り、サマー・シーズンはQLD州より1時間早くなるので国内で時差が生まれ、州境を移動中にスマートフォンの時間が自動的に変わります。日本とオンラインで仕事をしている私にとっては、時差チェックが必須なのですが、一度クラスの時間を間違えてメンバーさんに謝罪。オーストラリア歴10年以上でも未だに慣れない国内時差です。

 「バイロンベイ」は美しいビーチとクリエイティブな街並みが魅力で、オーガニック・カルチャーを好む人の人気を集め、私も大好きです。この街に魅了され、ワーホリ時代はバイロンベイのオーガニック・ファームに滞在していたほど。オーストラリア最東端のバイロンベイは国内で一番早く日が登る場所でもあり、観光スポットである「ケープ・バイロン・ライトハウス」は早朝からにぎわいます。オススメは、街中から最東端のライトハウスまで、約3kmの坂道を朝ランすること!到着と共に大きく美しい朝日が出迎えてくれるので、最高の気分で1日のスタートがきれます。

⑧セントラル・コースト/ハイブリッド・ジム

 8つ目の街は「セントラル・コースト」。シドニーから電車やバスでアクセスできる美しいビーチが豊富なリゾート地です。自然豊かな環境で子育てをしたい人などシドニーからの移住者も多く、コロナ禍を境に私の友人もシドニーで働きながらこの地に移住したので、度々訪れています。今回は一度シドニーに着いてから、北上する形で行きました。

 「CrossFit」と言う名前を掲げたジムが「Box」と言われ、米国のCrossFit本社に登録をしているジムなのですが、同じようなトレーニングの内容でCrossFitとは掲げていないハイブリッド・ジムがオーストラリア全土に増えています。セントラル・コーストでは、ハイブリッドジム「Body Movement」に友人を連れてドロップイン。ホーム・パーティーにお招きして頂いた際、家主がこのジムのメンバーで、翌日同じ早朝クラスに参加し、その後隣のカフェでコーヒーブレイク。朝の運動からのキャッチアップスタイルもオーストラリアの定番ライフスタイルです。

⑨シドニー/Dalecki Strength

 9つ目は今回の目的地「シドニー」。バイロンベイから東海岸沿いを約760km南下してシドニーに到着しました。自重のトレーニングを中心にしたいと思い、大人の体操教室「Dalecki Strength」で逆立ちとリング・トレーニングに参加しました。柔軟運動クラスや逆立ち、リングや自重中心の筋トレ・クラスなどがあり、体操トレーニングの基礎的なことが学べるので自重トレーニングを強化したい人にオススメの場所です。

最後に

 各地で自身のオンライン・フィットネス・クラスを行ったり、ホテルのジムや他のジムも幾つか訪れたりしたのですが、今回はピックアップして紹介させて頂きました。オーストラリアと言っても、各地で雰囲気も気候もアクティビティーも違うので、それぞれの街の魅力を運動と共に楽しみました。他にも、気になる人は私のインスタグラムをチェックしてみてください。

 日本への復路の機内で「今回の便で私たちクルーは羽田空港に着陸するのが最後になります。ありがとうございました」と機長からあいさつがあり、その瞬間に搭乗させて頂いたことに、感動しました。いつもと違う航空会社に乗ったからこその経験がたくさんできました。

ASAMI Profile

ASAMI
フットネス(クロスフィット)トレーナー

フィットネス(クロスフィット)トレーナー。オーストラリアでクロスフィットに出合い、しっかりと筋肉を付けた動ける体作り、強くてポジティブな幅広い世代の女性たちや世界観に魅了され、日本でもっとたくさんの人にクロスフィットを伝え、フィットネス習慣を付けてもらいたいと思いトレーナーに転身。現在、関東のジムやオンラインを中心にトレーナーとして活動中。
Instagram: @asami_fitness





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