Styling vintage kimono in Melbourne

Wardrobe: Ziguzagu Textiles(W: ziguzagutextiles.com)
Stylist: Sala Okabe(W: salaokabe.com)
Photographer: Rina Kakioka(W: rinasmilephotography.com)
Model: Maina(Instagram: @maina_fujimori)
Location: Tombo(Instagram: @tombo.co)
今回ご紹介するのは、大胆な緑と黒の格子柄が印象的な紬(つむぎ)の着物。ほんのりとした光沢があり、カジュアルながらもどこか上品な雰囲気を漂わせます。昭和後期に作られた比較的古くない時代の物ですが、配色や柄のバランスが現代の感覚にも良く合い、普段の洋服の延長のように自然と取り入れられる1枚です。また、適度なハリがある紬の着物は初心者でも比較的着付けやすく、気軽に袖を通せる頼もしさがあります。
合わせたのは、60年代ごろの珍しい色柄の名古屋帯。鮮やかなイエローを基調にした個性的な帯は、強い格子柄の着物に負けない存在感を発揮し、コーディネート全体を明るくまとめています。
帯揚げや帯締めなどの小物にはアクセントとして赤や紫を取り入れ、色の重なりを楽しむことで、更に奥行きのあるスタイルに。加えてポップな柄の半衿を合わせ、全体の色のトーンをそろえることでまとまりが生まれ、どこか洋服感覚で楽しめるのも今回のコーディネートの魅力です。こうした自由な組み合わせは、着物ならではの面白さでもあります。
気負わず着られるカジュアル着物は、自分の好みや気分をそのまま表現できる心強いアイテム。強い色や柄を組み合わせるのは一見難しそうですが、自分の「好き」を中心に選ぶと不思議と全体がまとまるもの。新しい年の始まりこそ、少し大胆に、そして自由に、自分らしい感覚で着物を楽しんでみてはいかがでしょうか。
このコラムの著者
Haru
メルボルンで自らセレクトした古布や着物を仕入れ、輸入販売。KAZARIでテキスタイル・マジャーを務めた後、2024年に独立しフィッツロイ(Fitzroy)に店を構える。Instagram: @ziguzagu_textiles