
オーストラリア東部シドニーのウォーターフロントに、新しい「シドニー・フィッシュ・マーケット」が開業した。オープン初日の19日、市民や観光客で賑わう未来的なデザインの新市場に行ってきた。(リポート・写真:守屋太郎)
シドニー・フィッシュ・マーケットは1966年、市内西部ブラックワトル・ベイの湾岸に移転。半世紀以上にわたり「南半球最大の鮮魚市場」として親しまれてきた。シドニー一帯の魚介類流通をほぼ独占してきたばかりではなく、一般向けの鮮魚の小売店や新鮮なシーフードがその場で味わえる飲食店も軒を連ね、市民や旅行者が集まる観光名所となっていた。
新市場は、ニューサウスウェールズ州政府が7億5,000万豪ドル(約787億円)を投じ、旧市場の西側にあった海辺の廃墟を再開発して建設した。
最寄り駅は「Wentworth Park」だよ
新市場への移転にともない、アクセス方法や駐車場の場所が変わっているので、注意が必要だ。

公共交通機関で行く場合、ライトレール(L1 Dulwich Hill線)の最寄り駅は、旧市場の「フィッシュ・マーケット駅」(Fish Market)から、1駅先の「ウェントワース・パーク駅」(Wentworth Park)に変更となった。セントラル駅(Central Station)から9駅目、ウェントワース・パーク駅までの所要時間は約17分。駅から新市場までの距離は400メートル、徒歩約7分だ。
なお、混乱を避けるため、19日からフィッシュ・マーケット駅は「バンク・ストリート駅」(Bank Street)に名前が変わった。ところが、オープンに間に合わなかったのか、ライトレール車内の路線図や、グーグルマップ上の表示は「Fish Market」のままだった。間違えて1駅手前で降りてしまわないようにしよう。

一方、駐車場のロケーションも、新市場の地下に移動している。ブリッジ・ストリート(Bridge Street)から入庫する。駐車料金は最初の20分間が無料、1時間までが12豪ドルで、30分ごとに加算され、上限(5時間30分以上)が90豪ドル。午後5時以降は15豪ドルの定額制となっている。
現状では、海上からのアクセス手段はない。州政府は「開業から8〜9カ月以内」にフェリー乗り場やボートの停泊所を新設する計画だ。市内中心部からフェリーでアクセスできるようになれば、よりいっそう旅情が味わえるようになりそうだ。
持っていくと便利なものはなに?
南半球のシドニーは今が真夏。市場で買った魚介類を冷たく新鮮な状態で家に持ち帰るには、断熱材が入った折りたたみ式エコバッグを持って行けば便利だ。市内の大手スーパー「ウールワース」では、1つ3豪ドルで販売している。
これに1個4豪ドルくらいの保冷剤(Ice Brick)を2、3個入れて持っていけば、炎天下でも1時間くらいは冷たい状態がキープできる。念のため、鮮魚店で購入時に頼めば、ビニール袋に入った氷をくれるのでさらに安心だ。

また、鮮魚店の床は魚臭い水で濡れていることが多いので、肌の露出したサンダル、ハイヒール、滑りやすい靴などは避けたい。少々濡れたり、魚臭くなったりしても差し支えのない古めのスニーカーやワークブーツを履いていけば、完璧だろう。
新しいシドニー・フィッシュ・マーケットへ行ってきたよ! ②小売店スペース拡大、広々として快適だね!に続く
◼️Sydney Fish Market
1 Bridge Rd., Glebe NSW 2037
Web: www.sydneyfishmarket.com.au
営業時間(一般向け):日〜木7AM-10PM、金・土7AM-0AM(それぞれの小売店・飲食店の営業時間は異なる)
□アクセス
Sydney Light Rail: L1 Dulwich Hill Line Wentworth Park stop
Bus: 389(Bondi Junction to Pyrmont), 501(Paramatta to Central Pitt Street via Victoria Road and Pyrmont)