ブリスベンCBD

当コラムは、筆者の型落ちiPhoneで撮る写真を通して、ブリスベンをはじめとするQLD州各地の情景を切り取る、いわば写真コラムという体裁。だからこそ、愛機iPhone 1◯のカメラ性能は非常に重要なのだが、その愛機のカメラのピントが最近、急に合いにくくなり、良い景色やネタに出合っても、なかなか思うように写真が撮れずにいる。
「だったら新しいiPhoneに変えればいいじゃん」──ごもっとも。でも、最新機種となるとかなりのお値段でなかなか手が出ない。どうしたものか……。
そんな思い悩む筆者の前に思ってもいないところから救世主が現れた。中学以来の刎頚(ふんけい)の友が、赴任先の台湾から遊びに来たのだが、その彼が自慢げに取り出しては写真を撮りまくっていたのが、最新のiPhone 17 Pro Max。もはや「一眼レフを持ち歩く必要がない」と言ってしまえるレベルの代物。ということで、今回の写真のクレジットは彼。今回以降、数回の写真がうまく見えたら、それはiPhone最上位機の仕業であって、彼の腕前ではないのであしからず(笑)。
いつもながら前段が長くて、ほとんど文字数が残っていない。最近、シティに出る際の“お約束”は、最近、豪州上陸したウェンディーズの看板商品の1つ、フロスティ。福岡から上京した年、東京で付き合った彼女とのデートで訪れた新宿で出合った懐かしの味だ。ブリスベンにウェンディーズが進出して以来、今ではシティ来訪時の固定ルーティンとなった。
30年前と違って彼女が眼の前にいるわけではなくても、独りで往来を眺めながらフロスティをなめていると、30年の時空を飛び越える錯覚に襲われる。90年代の新宿の雑踏や向かいで笑っていた彼女の気配までも不意に思い出させるその味わいは、ただ甘いだけでない懐かしい恋のほろ苦さも含まれて──なんて書くと、アラフィフおやじのノスタルジック全開で恥ずかしくなるな。

植松久隆(タカ植松)
ライター、コラムニスト。ブリスベン在住の日豪プレス特約記者として、フットボールを主とするスポーツ、ブリスベンを主としたQLD州の情報などを長らく発信してきた。2032年のブリスベン五輪に向けて、ブリスベンを更に発信していくことに密かな使命感を抱く在豪歴20年超の福岡人