シドニーの魅力の一つに美しいビーチが挙げられる。なかでも有名なのはボンダイ・ビーチだが、シドニーにはそれ以外にも魅力的なビーチが数多存在する。今回取り上げるのは、シドニー北部に連なるノーザン・ビーチ・エリア。シティから離れたこの地域には、地元の人に愛されるビーチから観光客で賑わうビーチまで、さまざまな個性を持つビーチが並ぶ。本記事では、私が実際に訪れた6つのビーチを紹介しながら、それぞれの魅力をお伝えする。ぜひあなたにぴったりのビーチを見つけてもらいたい。(文・写真:髙橋悠來=日豪プレスインターン)
①ローカルの日常が流れるコラロイ・ビーチ

コラロイ・ビーチは、地元の人たちが多く集まるビーチだ。私が訪れた日にはかなり強い波が立っていた。サーファーにとっては魅力的な環境だが、海水浴を楽しむ人はほとんどいない。その代わりに、ビーチのそばにあるロックプールで泳ぐ人の姿が見られた。砂浜ではビーチバレーなどのスポーツを楽しむ人々もいた。
ビーチ周辺にはベンチが点在しており、家族連れが海を眺めながら食事や談笑をしていた。いわゆる観光地のようなビーチではなく、地元の人の憩いの場として存在しているように感じた。
公共交通機関ではB1のバスでアクセスしやすいのがポイントだ。シドニー中心街のウィンヤードから1時間ほどで到着する。周辺にお店はあまりないが、その分ローカルらしいゆったりとした時間が流れている。
②住宅街に佇む静かなフィッシャーマンズ・ビーチ

コラロイ・ビーチから10分ほど南に歩いて行くと、フィッシャーマンズ・ビーチに辿り着く。このビーチは閑静な住宅街の中にひっそりとある小さなビーチだ。私が訪れた時には人の姿はほとんどなく、波の音だけが響いていた。
それほど広いビーチではないが、そのこぢんまりとした空間が落ち着いた雰囲気を生み出している。人気の少ないビーチでゆっくり海を眺めたい人にはぴったりの場所だろう。

③海と街が絶妙に共存するディー・ワイ・ビーチ

森に迷い込んだかのような道を歩いていくとディー・ワイ・ビーチが見えてくる。先ほど紹介した2つのビーチよりも賑やかな印象を受ける。まず目に入るのは、広く開放的な砂浜だ。遠くまで続くビーチの景色はとても開放感があり、人々が海辺で思い思いの時間を過ごしていた。海沿いにはカフェやレストランが並び、テラス席から海を眺めながら食事を楽しむこともできる。散歩をする人や、友人と会話を楽しむ人の姿も多く見られた。
ローカルな雰囲気を残しつつ、飲食店などの利便性も整っている。落ち着きと賑わいの両方を感じられる、バランスの良いビーチだと感じた。


④海と緑を同時に楽しめるサウス・カール・カール・ビーチ

サウス・カール・カール・ビーチは自然の豊かさを感じられるビーチだ。さらさらとしたきれいな砂浜が印象的で、思わずゆっくり歩きたくなるような心地良い場所だった。
ビーチの周辺には広い芝生のエリアがあり、犬を連れて散歩をしている人の姿も多い。また、遊歩道が整備されており、散歩やジョギングを楽しむには絶好の場所だ。
青い海と豊かな緑の両方を味わうことができる、自然に包まれたビーチである。

⑤隠れ家のような穏やかなフレッシュウォーター・ビーチ

フレッシュウォーター・ビーチはどこか隠れ家のような雰囲気のあるビーチだ。周囲は住宅街や崖に囲まれており、カフェが数軒ある程度でとても静かだ。観光客で賑わうビーチとは違い、落ち着いたローカルの空気が流れている。
ビーチでは海水浴を楽しむ子供連れの家族が目立つ。穏やかな雰囲気の中で、ゆったりと海を楽しめる場所である。

⑥活気溢れるノーザン・ビーチズの中心地マンリー・ビーチ

最後に訪れたマンリー・ビーチは、ノーザン・ビーチズの中でも特に人気の大きなビーチだ。砂浜には多くの人が集まり、海では泳ぐ人やサーフィンを楽しむ人の姿が見られる。周辺にはお土産店やレストラン、カフェなども多く、観光地としての雰囲気も強い。
シドニー中心街のサーキュラーキーからフェリーで20分ほどと交通の便が良い点も魅力的だ。
これまでに紹介してきたビーチとは異なり、都会的で活気のあるビーチを楽しみたい人におすすめだ。

個性の異なるビーチが連なるノーザン・ビーチズ

今回紹介した6つのビーチは、それぞれまったく異なる魅力を持っている。ローカルの人々が集まる落ち着いたビーチ、自然に囲まれた静かなビーチ、そして観光客で賑わう活気あるビーチ。同じシドニーの海でも、その表情は場所によって大きく変わると感じた。
静かな場所でゆっくり過ごしたい日もあれば、賑やかなビーチで活気を感じたい日もあるだろう。シドニーのノーザン・ビーチズには、気分に合わせて選べる多様なビーチが存在している。ぜひあなた好みのビーチを探し、訪れてほしい。
(文・写真:髙橋悠來=日豪プレスインターン)