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運転中の携帯電話でのZOOMに関して/QLDで安全・快適ライフ

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QLDで安全・快適ライフ 第68回
運転中の携帯電話でのZOOMに関して

 2020年は交通事故による死傷者が例年以上に多く、非常に悲しい年でした。スピード違反もシートベルトの不着用も多かったのですが、携帯電話の使用もいまだに多く見られます。

 QLD州では現在、運転中の携帯電話の使用は1,000ドルの罰金と4点の減点です。12カ月以内に再犯した場合は1,000ドルの追加と8点の減点となり、3カ月の免許停止となります。

 QLD州は移動型の新型カメラを今年から導入します。これは携帯電話を使用している運転者を特定できるものです。

 昨今ZOOMなどのオンライン・ミーティングが盛んですが、この機能を運転中や停車中に使用することも違反です。これはQLD州のロード・ルール「セクション299」に違反します。

 携帯電話をGPSの道案内として使用する以外で、運転者が通常の運転姿勢の時、画面が見える状態でビジュアル・デバイスとして使用した場合は違法になります。

 これは上記の携帯電話の使用という罰金ではなく、別のルールに違反することになります。したがって、TV電話機能やYouTubeなどの映像配信サービスを利用することも違反になります。

 また、バック・ミラーに大きな飾りをぶら下げたり、バック・ウィンドーの所に人形を置いたりステッカーを大きく貼ったりすることも違法になる可能性があります。

 ドライバーは四方を確認する義務があり、その視界を妨げるようなものは違法と判断される場合があるためです。たとえ販売されている芳香剤のようなものであっても同様です。

 助手席でダッシュボードに足を乗せている人を見かけますが、これも絶対に止めましょう。事故が起こった際に放出されるエアバックの放出速度は時速200キロを超えます。そのため、股関節を骨折して、歩けなくなる可能性があります。興味のある人は、インターネットで「legs on dashboard accident xray」で検索してください(閲覧注意画像があります)。

◎警察への連絡方法

緊急時は000、緊急でない場合は131-444、または以下サイトのオンライン・レポートで。
Web: www.police.qld.gov.au
最新情報(Web: mypolice.qld.gov.au)は上のバーから自分の住んでいる地域を選んでください。
日本語での質問はEmail: 4035484@police.qld.gov.auまで(※リポートは受け付けていません)。

このコラムの著者

平野尚道

平野尚道

QLD州警察ゴールドコースト(GC)地区・日本担当リエゾン・オフィサー。GC日本人会会長を8年務める。移民サポート非営利団体MCCGCで異文化育成担当を9年務めた後、現職。2009年に在ブリスベン日本国総領事館より在外公館長表彰、14年にGC市オーストラリア・デー文化功労賞を受賞

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