脇道 ── Side Streets of Sydney
Through the Camera Lens of Nao Ashidachi
写真家・足達奈穂が切り取るシドニーの風景、そして込められた思いをつづる
眩しいくらい真っ白な建物の角に設置された可愛いセブン・イレブン。
企業ロゴとラインがここまで映えるコンビニは見たことがないかもしれない。
1940年代から変わっていないというデザインと配色。
それ故、世界のどこで見掛けても安心する。
オーストラリアの学生たちが学校の帰り道にこぞって飲んでいるSlurpee。
セブン・イレブンで売られているフローズン・ドリンクだ。
日本に本帰国する前に絶対に飲んでみようと思っていたのに。
写真を振り返り、逃したことをふと思い出してしまった。
このコラムの著者
足達奈穂 Nao Ashidachi
ドイツ生まれ。幼少時代の多くを海外で過ごし、結婚後は夫の海外赴任に伴いオーストラリアへ。2018年よりシドニー在住。14年ごろから東京のストリート・スナップを撮り始め、写真家デビュー。東京の街を舞台にした写真集『boys in tokyo sentimental』を刊行中。現在、東京メトロ×AND STORYの地下鉄車内用広告写真を手掛けている。
WEB: www.naoashidachi.com