LUCHA BLACK Bar + Dining
「お茶」のカクテルが印象的な中華ダイニング
今年4月、ブリスベン・シティーのエリザベス・ストリートにオープンした「LUCHA BLACK Bar +Dining」。同系列の「LUCHA Kitchen + Bar」とはコンセプトが異なり、黒を基調とした店内はスタイリッシュな空間となっている。
同店では、店名「緑茶(LUCHA)」から連想できる通り、さまざまなお茶を使ったカクテルや、お茶との最適な組み合わせが考えられた中華料理が楽しめる。
今回は、同店で1番人気のカクテル「Fair Lady」を注文。ドライ・アイスから出る煙に包まれたピンク色のカクテルは、まさしく淑女のイメージを表している。ホワイト・ラム、ローズ・リキュールのフローラルな香りとライチの甘さ、ウーロン茶の爽やかさが合わさった、すっきりとした味わいだ。
このカクテルと合わせるお薦めのメニューは「Prawn, Pork + Chive Dumplings」と「King prawn Bao」。両方ともうまみたっぷりなメニューだ。
餃子は茹でられていることで、ジューシーに仕上がっている。タレをつけて一口でほおばると、海老と豚肉のうまみが口の中いっぱいに広がる。海老の弾力と、皮のもちもち感が楽しい。餃子の皮も手作りだからこそ実現できる食感だろう。
バオは2つ、更にチップスも付いてくるのでボリューミーなのがうれしい。これも、ふわふわなバオとクランチーな海老カツ、弾力のある海老の食感が合わさって食べ応えがある。ランチにぴったりのメニューだ。
デザート・メニューも充実しており、食後に「Jasmine Tea Soft Serve」をチョイス。お茶にこだわっているだけあり、ジャスミン茶の香りがぎゅっと凝縮されている。茶葉が練りこまれており、クリームの甘さとお茶の華やかな香りがうまく合わさっている。
同店のこだわりとして、中国で経験を積んだシェフが餃子やバオの皮、アイス・クリームまで一から手作りしているため、本格的な中華料理が楽しめる点が挙げられる。更に、カクテルに使われている魅力的な酒器から料理の提供に使われているお皿まで、全て中国から輸入しているとのこと。食事の質の高さもさることながら、こういったこだわりがラグジュアリーな雰囲気を醸し出しているのであろう。
ふうかの取材メモ
外からも見える店内中央の大きなカウンター・バーが印象的。取材に訪れた際は日中だったためランチ・メニューを楽しんだが、ディナー・タイムはメニューが変わるとのこと。また、4PM~5:30PMはハッピー・アワーになるので、仕事終わりに一杯楽しむのにぴったりだ
RESTAURANT DATA
LUCHA BLACK Bar + Dining
住所:G14/140 Elizabeth St., Brisbane City QLD 4000
営業時間:日~木11:30AM~21:30PM、金・土11:30AM~10PM
Tel: (07)3061-2159
Instagram: @luchablack.brisbane
このコラムの著者
取材・文・写真=大山芙佳(ふうか)
日豪プレス歴2年目。営業、編集、アート部を渡り歩き現在はオンライン部に配属中。無類の酒好き。渡豪するにあたりハイボール用のタンブラーを第一優先事項として持参するくらいにはウィスキーが好き。長年住んだブリスベンで、こだわりの一杯が飲める場所を夜な夜な探している。