オーストラリア不動産の現状
コロナ禍からの脱却直前の「最大のチャンス」とは
「コロナ明け」前と後、不動産市場対比予測
ワクチン接種率が高まり、豪州不動産経済は明るい兆しを感じられるようになりました。それに伴い、不動産市場には次々と値上がり要因が増えています。
例えば、コモディティー全般の値上がりや、土地需要増加に伴う戸建価格高騰なども顕著になりました。
しかしこれらは、「コロナ禍での経済低迷期」直後の現在の特徴であり、今後ロックダウンが完全開放され、国境が自由に行き来でき、経済が本格復興すれば市場の状況は更に変わります。つまり今は、今後市場が更なる活況になる直前の状況と言えるのです。
現状の最大のチャンスとは?
今後建設されるビルは、材料費の値上がりが原因で高額になると予測されています。しかしその一方で、でき上がったばかりのビル、もしくは完成直前のアパートに関しては、物件次第ですが、現在、提携会社に対して値引きをしている物件などもあります。
長くロックダウンが続いたシドニーやメルボルンなどは、行動規制の不便さもあり、視察や引っ越しなどがしづらいため、本来であれば売却されていたであろう部屋が残っている場合もあります。
また、もともと予定していた購入者が経済困難に陥り、残念ながら入手を断念し、それらの部屋が「リマーケット」物件として、新築で未使用のまま市場に戻って来るというケースも起こっています。
その場合、一般市場ではなく、販売業者が情報を保有していることもあり、最初の販売価格より1割値下げをしている物件も存在します。
特別物件のチャンスを得る鍵
これらの物件は、市場が本格的なV字回復をする前の最大のチャンスです。
タイミング良く購入するためには、事前準備をし購入のための知識を増やしておくことが大事であると言えます。
不安を解消し、リスク・エリアの物件を避け、最も望ましい住居の確保に近づきましょう。
信頼できるコンサルタント会社に要望を伝えておき、市場の物件情報に敏感になっておくのも良いアプローチです。
専門家の意見を参考にしながら、この絶好の機会に夢のマイホーム、投資物件の確保に努めましょう。
このコラムの著者
鶴美枝
グローバル・インテリジェンス・マネージメント代表。創業2010年以来、豪州各地の優良不動産を厳選し、豪州及び日本在住のホーム・オーナー若しくは投資家の方々の購入をサポートし資産増幅、理想の住まいの確保に日々尽力中。日本と豪州にて法学部大学院卒業。豪州不動産フルライセンス保持。