イタリア料理の達人が、
家庭で楽しめる本格イタリア料理のレシピをご紹介。
野菜をスライスして炒め、コーンと一緒に煮るだけ。簡単ですが、味わい深いスープです。チーズをこんがり焼いてイタリアのパン、チャバッタと共にいただきます。
材料(4人分)
コーン | 2本 |
タマネギ | 2個 |
セロリ | 1本 |
ニンジン | 大1本 |
野菜スープ | 400cc |
オリーブ・オイル | 適宜 |
塩 | 大さじ1杯 |
バター | 大さじ4杯 |
チキン・ストック | 1個 |
生クリーム | 300ml |
パルメザン・チーズ | 適宜 |
チャバッタ | 適宜 |
作り方
- タマネギ、セロリ、ニンジンをスライスする。
- 圧力鍋に①を全て入れて混ぜ、オリーブ・オイルを回し入れ、塩、バター(大さじ2杯)、野菜スープを入れて弱~中火で野菜がしんなりするまで炒める。
- コーンの身を削ぎ切りし、②の野菜がしんなりしたところで投入する。④
- ストックを入れて圧力を掛けて中火に掛け、圧が上がったら弱火で6分。火を止めて圧が下がるまで待つ。
- その間、チーズをフライパン全体に薄く引き、中火に掛ける。ふつふつ焼けて来たら、火から外し冷ます。余熱が取れたらフライパンから取り出す。
- ④ の圧が下がったら、野菜スープを少し足して滑らかになるまでミキサーにかけ、ザルで奇麗に濾(8)しながらボールに移す。
- 味を見ながらバター(大さじ2杯)、生クリームを加え、よく混ぜたら出来上がり。
食材選び&調理マル秘ポイント
- 圧力鍋を使わない場合は、野菜が柔らかくなるまでコトコト煮てください。
- セロリはできるだけ内側の白く柔らかい部分を使いましょう。より繊細な味わいになります。
- ②で野菜を炒める時は良く混ぜておくと火が入りやすくなります。色付かないうちにコーンを足します。
- チーズを焼く際は、もしあればローズマリーなどの生のハーブを一緒に。
- 野菜スープをザルで濾す際は押し付けるように丁寧に。スープが滑らかになります。
伊藤尚文シェフ
NZの5つ星ホテルで主にワイン・サービスを担当後、2000年よりイタリアで4年間、著名レストランやグランド・ホテルで経験を積む。03年アメリカズ・カップ(NZ)でプラダ・ヨット・チームの専属シェフ。07年に東京・赤坂で「グストエヴィーノ」開業、約6年半に渡りイタリア料理を基本にした独自のガストロノミーを創造。15年に来豪し、メルボルンを中心にケータリング・シェフとして活躍中(Web: www.gvcatering.com)。各種パーティー対応可。