天気の良い日に映える一品としてご紹介したいのが、このロシア風の冷たいビーツのスープ。相性の良いライ麦パンを使ったスモーク·サーモンのフィンガー·サンドと一緒にどうぞ。
●材料(4人分)
ビーツ | 大3個 | |
ラズベリー | 7~8個 | |
サワー·クリーム | 大さじ3杯 | |
生クリーム | 80cc | |
砂糖 | 大さじ2杯 | |
レモン汁 | 1/2個分 | |
レモンの皮 | 少々 | |
ディル | 少々 |
●作り方
- 皮付きのままのビーツを水から弱火で1時間ほどゆでる(煮汁は取り置いておく)。余熱を取った後に皮をむく。
- ビーツを1センチ角ほどに刻み、砂糖とレモン汁を加えてマリネして、少々の煮汁と共に冷蔵庫で1時間程冷やす。
- ビーツを少々の煮汁と共にミキサーにかけ、次にサワー・クリームとラズベリー、生クリームを加え、順次5秒程ずつミキサーにかける。
- スープに添えるロシアのスメタナ・ドレッシングを作る。同量のサワー・クリーム(分量外)と生クリーム(分量外)をよく合わせる。レモンの皮をみじん切りに。
- スープを器に盛り、④を上手に乗せ、飾りのディルとラズベリーを添えたら出来上がり。
●食材選び&調理マル秘ポイント
- ビーツとラズベリーで作る鮮やかなショッキング・ピンクのスープです。ロシアの友人から教えてもらったレシピにひと工夫して、東京のお店で出していました。
- ビーツの皮は手でスルッとむけます。缶詰でも可。ミキサーは服に色が付くので飛び跳ねに注意。
- スープにはサワー・クリームやラズベリー、生クリームで酸味と味わいを加えます。
- スモーク・サーモンのフィンガー・サンドの作り方:サワー・クリーム(大さじ2杯)にフェンネル·シード少々、きゅうりのみじん切り(1/5本分)、タマネギのみじん切り(1/5個分)、塩少々を加えてよく混ぜ、こんがり焼いてから冷ましたライ麦パンに塗る。スモーク·サーモンを上から乗せ、みじん切りにしたレモンの皮を散らして切り分ける。ケッパーを散らし、ディルと軽く煎ったくるみを飾る。
伊藤尚文シェフ
NZの5つ星ホテルで主にワイン・サービスを担当後、2000年よりイタリアで4年間、著名レストランやグランド・ホテルで経験を積む。03年アメリカズ・カップ(NZ)でプラダ・ヨット・チームの専属シェフ。07年に東京・赤坂で「グストエヴィーノ」開業、約6年半に渡りイタリア料理を基本にした独自のガストロノミーを創造。15年に来豪し、メルボルンを中心にケータリング・シェフとして活躍中(Web: www.gvcatering.com)。各種パーティー対応可。