ワンダフル・ライフ in AUS
豪州で人気の犬種トップ10(2020年上半期)
新型コロナウイルスの影響で、オーストラリアでも生活様式が変わってきている。特に外出規制の期間中は、生活がガラっと変わった人も多かったのではないだろうか。おかげで自宅で過ごす時間が増え、ペットを飼おうと考える人が今年は急増したそうだ。
そんな今年上半期のオーストラリアで、最も多く検索された480種の中から人気の犬種トップ10が発表された。
2020年上半期 オーストラリアで人気の犬種(※2020年ヒルズ調べ)
1位 カブードル
2位 ゴールデン・リトリーバー
3位 フレンチ・ブルドッグ
4位タイ ボーダー・コリー
4位タイ オーストラリアン・シェパード
6位 ジャーマン・シェパード
7位 ポメラニアン
8位 ロットワイラー
9位 パグ
10位 ラブラドゥードル
1位に輝いたのは、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルとプードルのミックス、カブードル。90年代に登場してから、ぬいぐるみのような愛らしさで人気の小型犬だ。
2位はゴールデン・レトリーバー。昨年の3倍も検索され、また人気が急上昇している。3位はフレンチ・ブルドッグ。
4位にランクインしているのは、ボーダー・コリーとオーストラリアン・シェパード。どちらも賢い牧羊犬だ。オーストラリアン・シェパードは、実はゴールド・ラッシュ時代のアメリカが原産。名前の由来は諸説あり、豪州を経て米国に移住したスペインのバスク地方出身の移民たちがこの犬種を持ち込んだからだとか、豪州産の牧羊に使われていたからだとか、豪州からやって来た犬にはブルー・マール色が多かったため、などと言われている。
このコラムの著者
ランス陽子
フォトグラファー/ライター、博士(美術)。オーストラリアで古くから牧羊犬として愛されているボーダー・コリーのスパーキーとゴールドコーストで暮らす。現在はグリフィス大学で日本語のゴールドコースト方言とオーストラリア方言を研究中。
Web: http://www.yokolance.com.au