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コロナ禍とオーストラリア不動産動向 2020年後期/オーストラリア不動産の現状

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オーストラリア不動産の現状
2020年豪州不動産市場を振り返る

コロナ禍下におけるオーストラリア不動産状況

 2020年は、新型コロナウイルス感染症(COVID19)の流行により、今世紀中でも想定外の特殊な期間でした。世界情勢、地域経済、そして人々の生活に多大な影響を与え、もちろんですが、オーストラリア不動産及び住環境にも暗い影を落としました。

 例えば、不動産購入を予定していた人々が経済的理由により、ローンを確定できずにやむなく断念したり、当初予定していた査定額に物件の価値が到達せずに残念ながらリマーケットとして市場に戻したりと不幸な状況を多々発生させた会社さえあると聞きました。このような経済困難の状況で、望まぬ自宅売却をした方もいたでしょう。

 主要産業の1つである建設業は、各建設会社の支障が無い場合はそのまま続行し、建物は引き続き建設されている為、このようなかつて起こらなかった不動産底値事情が一時的に発生しました。

現状は悲観すべき、それともチャンス?

 しかし、これらの状況は実はチャンスであるとも言えます。市場が底値になっている際に『購入』をし、活況になり不動産物件が高値になった時に『売却』することこそが、実は成功する購買者の行いです。ブーム時期に高騰した不動産を購入し、この低迷時期に低い価格で売るのは、本来は望ましくはないと言えます。更に、コロナ禍の影響で下降していた不動産価格が、不動産産業復興と自宅を購入希望者に手厚い政府施策と史上稀な低い法定金利(現在0.25パーセント)の為、20年後期から上昇を見込むとの見方が強くなっています。特に一部の地域での土地価格の上昇、需要の増加は著しく、一時的に下がった市場を押し上げる状態に変わりつつあります。今回政府補助の対象は初めての自宅購入者だけではないので、意欲的な購買者が徐々に増えている様相です。

今後のオーストラリア不動産状況は? 要注目

 Australian Bureau of Statisticを利用したGlobal Property Guide Estimatesの資料によると、オーストラリア不動産市場は急速に回復していると見られています。国内成長や国内外の経済活動の復興なども緊密に関わっており、まだ楽観視できる状況であるとも言い難く、今後も目が離せない状況です。将来を見据えた不動産投資を考える良い機会として、ご一緒に学んで参りませんか?

このコラムの著者

鶴美枝

鶴美枝

グローバル・インテリジェンス・マネージメント代表。創業2010年以来、豪州各地の優良不動産を厳選し、豪州及び日本在住のホーム・オーナー若しくは投資家の方々の購入をサポートし資産増幅、理想の住まいの確保に日々尽力中。日本と豪州にて法学部大学院卒業。豪州不動産フルライセンス保持

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