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タスマニアと言えば、クレイドル・マウンテン!肉好きの悪魔? タスマニアン・デビル/タスマニア巡り

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第1回 タスマニア巡り
タスマニアと言えば、クレイドル・マウンテン!

皆さん、初めまして。前任の千々岩氏の後を引き継ぎ、今回からタスマニアのご案内を致しますAJPRツアー・ガイドの稲田です。140回にも及ぶ連載「タスマニア再発見」の後に、いったい何を書いたら良い?と少々緊張気味ですが、千々岩氏とはまた違った視点、切り口でタスマニアのさまざまを紹介していければと思います。ぜひお付き合い下さい。では早速、第1回目のタスマニア紹介を始めましょう。

職業柄、お客様はもちろん、友人・知人を始めちょっとした知り合いなどにも、「タスマニアで一番お薦めは?」ということをよく聞かれます。タスマニアのことを“知っている”のが必須条件の我々ガイドにとっては実に難しい質問。ここが良い、あそこが良いなんて悩んだ挙げ句、いつも落ち着くのはクレイドル・マウンテン。大きな湖の向こうにそびえる小さな三角山と台形の山。タスマニアのツアーや紹介などではほぼ確実に出てくる州内随一の景勝地です。

クレイドル・マウンテンとダブ・レイク
クレイドル・マウンテンとダブ・レイク

クレイドル・マウンテンの魅力は季節と共に移り行く標高1,545メートルの雄大な山景だけではありません。ここから州中央までがレイク・セントクレア―クレイドル・マウンテン国立公園という国立公園であり、その中には世界中のハイカーが訪れる5泊6日のオーバーランド・トラックを始めとした大小さまざまなトラックが整備され、子どもから大人までレベルに合わせて楽しむことができます。また1982年に他の国立公園と合わせて「タスマニア原生地域」として世界遺産にも登録されているように、周辺ではタスマニアにしかない植生を間近で見ることができます。夜になれば至る所でワラビーやウォンバットが闊歩し、運が良ければタスマニア・デビルに出合うことも!

まさにタスマニアの大自然の象徴とも言えるクレイドル・マウンテンは、タスマニアを訪れたならばぜひ1度は足を運んで欲しい“一番のお薦め”です。ただし天候が変わりやすく、真夏に雪が降ることもあるので服装にはご注意を!

このコラムの著者

稲田 正人

稲田 正人

タスマニアのツアー・ガイド/コーディネーター。タスマニア大学で動物学・環境学を学んだ後、のんびりゆったりした生活感に魅せられ、そのままタスマニアに在住。現在は現地旅行会社AJPR(Web:www.ajpr.com.au)に勤務する傍ら、多過ぎる趣味に追われる日々を満喫中

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