親子で作ろう!元気が出る食卓
洋風おせち「サーモン・ロール」
明けましておめでとうございます。今年は十二支最後の年、亥年ですね。亥年は、エネルギーを蓄えて次の世代へと向かう準備をする年や、現状維持に徹する年など、いろいろと占いでは言われていますが、皆様にとってつつがなき年になるようお祈り申し上げます。
さて、お正月と言いますとおせち料理ですが、なかなかこの暑い時期、作るのは大変です。今回はおせちの一品に、冷たく頂けるサーモン・ロールをご紹介したいと思います。
サーモンを巻く皮は本来、薄いクレープのような物を焼きますが、今回は「マウンテン・ブレッド(Mountain bread)」を使い、簡単に仕上げました。
マウンテン・ブレッドとはラップサンドなどに使われるフラットな最も薄いパンで、ラップサンドの他にもいろいろな料理に使うことができます。現在は、チア・シード入り、オーツ、ライス、ライなど15種類もあり、グルテンを避けている人でも使えます。具には市販のスモーク・サーモンを使いましたが、お手製のサーモン・マリネだと更においしいです。
生で食べられる新鮮なサーモンの半身(もしくはお好みの大きさ)の両面に、塩、砂糖、白コショウをミックスしたスパイスをまんべんなくまぶし付けます。このままバットなどに乗せて、ひと晩置くと、身が締まり、刺し身とは違う風味とテクスチャーに仕上がります。これを薄く切れば、カルパッチョやサラダなどに使い回しすることができ、とても便利です。また刺し身と違って日持ちもします。
「サーモン・ロール」のレシピ」のレシピ
材料(1TBS=20ml、1tsp=5ml、1cup=250ml)
スモークサーモン | 200g |
クリームチーズ (もしくはサワークリーム) | 150ml |
ディル、ケッパー | 適宜 |
マウンテンブレッド | 2枚 |
作り方
- ディルは洗ってよく水気を切り、みじん切りにしておく。ケッパーも同じように、水気をふき取った後、みじん切りにしておく。
- クリーム・チーズは30分ほど冷蔵庫から出しておき、少し柔らかくしておく。
- マウンテン・ブレッドを広げ、全体にクリーム・チーズを塗る。
- 全体にみじん切りのケッパーとディルを散らし、スモーク・サーモンを手前に並べ、しっかりと巻いていく。ラップに包み、クリーム・チーズが落ち着くまで冷蔵庫でしばらく休ませる。
- お好みで6つか8つに切り、皿に盛り付ける。
才川須美(さいかわすみ)
管理栄養士&食育インストラクター。現在、シドニーで料理教室を開催中。グループ・レッスンでは、日本食をベースにしたおいしく、簡単に作れるおもてなし料理を中心に教えており、男性参加者も多い。また、精進料理のクラスも大変好評で、豪寿庵など自宅以外でも定期的にクラスを開催している。子ども向けクラスは、ホリデーごとに家庭科のベースとなる料理と洋裁を中心に行っている
Web: www.sumiskitchen.com、www.shojin-ryori.com.au