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【QLD】新年を迎えた今こそ、新しい習い事にチャレンジしよう!

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新年を迎えた今こそ、新しい習い事にチャレンジしよう!

ついに2019年がスタートしたが、普段の生活にあまり変化がなく物足りないと感じている人は多いのではないだろうか。新しい年を迎えた今こそ気持ちを切り替え、新しいことに挑戦してみよう。せっかくなら気分転換だけでなく、自分のためにもなる習い事を始めるのはどうだろう。今回は趣味としてのスポーツやカルチャーから、役に立つスキル・アップや資格取得まで、さまざまな習い事を紹介する。

習い事のメリット

フィットネス系の習い事は多種多様で、どれも人気が高い
フィットネス系の習い事は多種多様で、どれも人気が高い

オーストラリアにおける習い事は、1日だけ参加する気軽なものから長期間専門的に学ぶ本格的なコースまで、趣味や資格取得など目的に応じてバラエティーに富んでいる。中には日本人向けに日本語で学べるものまである。場所によっては無料の体験レッスンを開催している所もあるので、興味を持ったらまずは参加してみると良いだろう。

習い事には、「ストレス発散・気分転換」「自分磨き・プライベートの充実」「新たな出会い」「資格取得・スキル・アップ」などのメリットがある。スケジュールや予算など詳細をチェックし、気軽にスクールなどに問い合わせてみよう。

参考までに日本の20~30代前半の男女が今後やってみたい習い事は、男性は1位:英語、2位:ワード・エクセル、3位:ファイナンシャル・プランと仕事に役立つ習い事の人気が高い。女性は1位:英語、2位:料理、3位:ヨガ・ピラティスとなっている。また、子どもにやらせたい習い事は1位:英語、2位:水泳、3位:書道という結果になった(データはいずれも株式会社リクルート・マーケティング・パートナーズ・ケイコとマナブ.net 2017年調査)。

オーストラリアでの習い事

オーストラリアで習い事を始めると、日本との違いを感じることもできるだろう。習い事の学び方も、スクールや個人レッスンの他に、地域のコミュニティーで、同好の士が集まって場所を借り、興味を持つ人に教えるといったサークル活動のようなものまで数多くある。また、移民の国であるオーストラリアらしく、さまざまな国・地域の文化や言語をお互いに教え合う活動なども盛んだ。それらは相互理解や交流が目的で、コミュニティー・センターや図書館、ショッピング・センターなどの掲示板で参加者を募集していることもある。

下記に、ゴールドコースト周辺にある習い事の教室を紹介する。

カルチャー編①

完奏できた時の喜びを味わおう
完奏できた時の喜びを味わおう

人気の文化的な習い事の1つとして、老若男女問わずチャレンジできるピアノ・レッスンが挙げられる。ブロード・ビーチでマン・ツー・マン・レッスンを開催している晶子バリーさんのクラスでは、弾いてみたい楽曲を選び、個々のペースで週1回30分のレッスンを30ドルから受けられる。ピアノを演奏することで、音感とリズム感が豊かになるだけではなく、譜面を読みながら指を動かす動作が脳の活性化につながるため、老化やボケ防止の効果も期待できる。更に楽器を奏でられるようになることで、周囲とのコミュニケーションの内容にも幅が広がるだろう。

■晶子バリー
Tel: 0435-534-117(テキスト・メッセージも可)

カルチャー編②

おいしいコーヒーを淹れるバリスタになれるかも
おいしいコーヒーを淹れるバリスタになれるかも

オーストラリアらしい習い事の1つにバリスタの養成コースがある。コーヒー文化が盛んな国柄なので、さまざまなスクールがあり、例えば「コーヒー・スクール」では、初心者から上級者まで学べ、修了証も取得できる。初心者向けの人気コース「バリスタ&コーヒー・アート・コース」は5時間のコースで、受講生全員が1台ずつコーヒー・マシンを使って、基本操作とメンテナンス、正しいフォーム・ミルクの作り方、グラインダーの使い方、ラテ・アートなどを学び、実際にさまざまなメニューを作るといった内容だ。

■Coffee School
Web: www.coffeeschool.com.au

スポーツ編①

ノリノリの音楽に合わせて踊ればストレスも吹き飛ぶ
ノリノリの音楽に合わせて踊ればストレスも吹き飛ぶ

習い事にダンスを、と考えている人も多いだろう。そんな人にお薦めしたいのがスペイン語で「バカ騒ぎ」や「お祭り騒ぎ」を意味する「ズンバ」。ノリノリのラテンのリズムに乗って体を動かしてストレスを発散。ついでに美しいプロポーションをゲットできると人気だ。難しく考えないで、音楽に合わせてダンスを楽しもう。「ズンバ・ウィズ・カズ」では毎週土曜日にロビーナ、木曜日にウォーロンガリーでズンバを習うことができる。

スポーツ編②

気軽にサーフィンを習えるのが魅力
気軽にサーフィンを習えるのが魅力

オーストラリアらしい習い事ならサーフィンはどうだろう。ゴールドコーストには有名なサーフ・スポットが幾つもある。それと同時にサーフィンを教えるスクールもたくさんあり、グループやマン・ツー・マンなどレッスン形式も選べる。必要な道具を借りられるケースが多く、水着とタオルを持参するだけで手軽に挑戦できる。旅行の記念にサーフィンを習ってみるのも良いだろう。きっと素敵な思い出になるはずだ。

■Coolangatta Learn To Surf
Web: www.coolangattalearntosurf.com

子ども編①

安全に水遊びができるように、親として学ぶことも多い
安全に水遊びができるように、親として学ぶことも多い

日本で子どもの習い事として人気の水泳は、オーストラリアでも盛んだ。親と一緒に赤ちゃんの時から習うことが多い。水の事故を防ぎ安全に水に親しむことも目的となっている。小さい子どもでも安全に習えるように配慮されているため安心だ。

■Jump Swim School
Web: jumpswimschools.com.au

子ども編②

格好良いチアリーダーは憧れの的
格好良いチアリーダーは憧れの的

女の子に人気なのがチアリーディング。可愛らしいユニフォームに息の合った振り付け。クラスは子ども向けからティーンエージャー向けまで年齢別、レベル別によって分かれている。コンテストに向けての真剣な練習を通して、チームワークの大切さを学ぶことができるだろう。

何か新しいことにチャレンジしたいと思ったら、まずは興味のある習い事を始めてみては。日本ではなかなか学ぶことができないオーストラリアならではの講座や、短期間で学べるコース、気軽に参加できる体験レッスンなどもある。旅行やワーキング・ホリデーの思い出の1つとして、長期的な趣味の開拓として最初の1歩を踏み出してみよう。新しい年がスタートした今こそ習い事を始めるチャンス。新たな出会いや発見があなたを待っているはずだ。


日豪プレス・インターンが実際に挑戦!

体験レッスン参加レポート

習い事をしてみたいけど、英語に自信がなかったり、時間の都合が合わなかったりと、いろいろな理由からためらってはいないだろうか。しかし、日本語で教えくれたり、1回だけの参加が可能だったりと、選択肢は多様だ。気軽に始められることを証明し、習い事を始めようと考えている人の背中を押すべく、日豪プレスのインターン・直井花奈と井黒考信が実際に2つの習い事を体験。その模様をレポートする。
■取材協力=ビー・スウィート・フラワーズ/ヒトミ・ウィルソンさん、スピリット・ダンス・ワールド/ハリソン美保子さん

憧れのフラワー・アレンジメント

ホテルや店舗で、美しくディスプレイされた花を見て、すてきだと思い、いつかは自分でもやってみたい、そう考えたことはないだろうか。フラワー・アレンジメントは一度は挑戦してみたい人気の習い事の1つに挙げられる。


レッスンは花に囲まれた癒しの時間

まず教室に入った瞬間から、優しい花の香りに包まれ、それだけで癒されてしまう。今回体験したレッスンは1回で完結。毎回制作するテーマをブーケやリストレット(腕輪)といったように決め、季節ごとの花を取り入れて行われる。

参加した日のテーマはヘア・リース(花冠)。まず先生から花についての説明を聞きながら、いよいよレッスンがスタート。

最初に花の部分だけを摘んで、水を張ったトレイに並べる。花を並べただけでも十分奇麗で、この後どうなるのか期待が高まる。

難しい場面では、先生のサポートを受ける
難しい場面では、先生のサポートを受ける
完成した時の達成感は格別だ
完成した時の達成感は格別だ

続いてスチール・ワイヤーを花の付け根に通してテープで巻く。先生は話しながら、いとも簡単に作業を進めて行くが、実際にやってみると、ワイヤーが曲がってしまって花が通らなかったりと思った以上に難しい。

美しいリースを作るためには、花の種類によってワイヤーの通し方や位置を変えるそうで、繊細にかつスピーディーに作業を進めなければならない。

ひと通りワイヤーを通し終えたら、いよいよリースの形に編んでいく。完成した時を想像しながら、花の種類や色を組み合わせながら編んでいく。言葉で説明すると簡単だが、なかなか思うようには行かない時もある。しかし、先生のサポートのお陰で完成させることができた。

他の参加者に感想を尋ねると「日頃、花に触れる機会があまりないので、たくさんの花に囲まれてとても心が和みました」「繊細な作業が多く、想像以上に集中力が必要でしたが、単なる切花が徐々にリースの形になる様子に感動しました」「花の香りがするゆったりとしたすてきな空間の中、日常生活を忘れて楽しむことができました」と答えてくれた。

花を摘んだだけでも、美しくテンションが上がる
花を摘んだだけでも、美しくテンションが上がる

レッスンの間、花の香りに包まれて、時におしゃべりをしながらも、集中して作業をし、徐々に自分の手によって形ができてくる様子は、別世界にいるようだった。自分の作った作品は持ち帰ることができ、自宅へ帰ってから花を見ていると、もう一度やってみたいという気持ちになる。たくさんの花に囲まれて過ごす、非日常的な癒しの時間を過ごすことができた。

人気のピラティスに挑戦

芸能人やセレブリティーがプロポーションの維持やダイエットに取り入れたことで注目の「ピラティス」。やってみたい習い事のアンケートでは常に上位にランキングする程人気が高い。しかし聞いたことはあっても、ヨガと何が違うのか、実際どんなことをやるのか、メリットは何かなど、きちんと知っている人は意外と少ないのではないだろうか。今回、日本語でピラティスを体験できるという情報を得て、早速参加してみた。動きやすい服装で、マット、タオル、水筒そしてスマートフォン(またはデジカメ)を持参して会場へ。参加者が集まったところで、いよいよ体験レッスンが始まる。


ピラティスとは

最初に先生からピラティスについての説明を受ける。ピラティスは、1920年代にドイツ人のジョゼフ・ピラティス氏が負傷兵の手当てやリハビリのために考案したエクササイズ。その後1930年代に入り、ニューヨークを中心にバレリーナやダンサー、振付師などがピラティス·レッスンを受け始めたことがきっかけで、その良さが世界中に広まったとのことだ。

ヨガと似ているが目的が異なり、ピラティスはインナー・マッスルを鍛えることで、身体のパフォーマンスの向上や、けがの予防のために行う。ヨガは体の歪みを矯正し、心と体のバランスを整える。

また、呼吸法が異なるのも特徴だ。ヨガは鼻から吸って鼻から出す腹式呼吸で行うが、ピラティスは鼻から吸って口から出す胸式呼吸で行う。ヨガをやった後は心身がリラックスするのに対し、ピラティスは活力がアップして元気が出るといった違いもある。

初めてのピラティス体験

骨の1つひとつを意識して、丁寧に体を動かす
骨の1つひとつを意識して、丁寧に体を動かす
客観的に見るため、ペアになってお互いにスマートフォンで撮影
客観的に見るため、ペアになってお互いにスマートフォンで撮影

まず呼吸の大切さと、1つひとつの動作に意識を集中して、丁寧に行うことを教わる。そして基本動作の確認。立膝の姿勢で背骨を真っすぐに伸ばし、鼻から息を吸い、口から吐き出しながら、骨盤を後ろに傾ける。息を吸いながら骨盤を元の状態に戻す。この動作を繰り返す。

その後、徐々に体の他の部分の動きを組み合わせていくが、重要な点は、あらゆる動作を丁寧に行い、決して勢いを付けて動かさないこと。骨盤底筋を意識することで、インナー・マッスルが鍛えられ、体をスムーズに動かすことができ、けがの予防にもなるとのことだ。

レッスン中は2人1組みとなって、自分のポーズを撮影し、動作を確認しながら進めていく。これには、自分が今どのような姿勢なのかを客観的に見ることで、頭で考えた動作と実際の体の動きの誤差を少なくするという目的がある。

ピラティスに初挑戦した井黒は「今までさまざまなスポーツをした経験があり、体作りもできていると思っていました。でも今日のレッスンで初めての動作があったり、なかなか使う機会のない筋肉を使ったりと、何気ないポーズでもハードでした。今日のレッスンのように、呼吸と動作を丁寧に意識して行うということは、普段ないので新鮮でした。何よりレッスンが終わった後、元気になっている自分にビックリしています」と感想を述べた。

また今回参加したピラティスの経験者からは「ローカルのピラティスのクラスに参加したことがありますが、詳しい説明はなく、見よう見まねでポーズをしていました。今回参加して初めてなぜピラティスが体幹作りに良いのか、その理由を聞くことができました。更に日本語で分かりやすくピラティスの由来や目的を聞くことができ、どこに気を付ければ良いのか、骨盤の動かし方、どこにどうやって力を入れるのかなど、具体的で分かりやすい説明があり、前にも増してピラティスへの意欲が高まりました。初心者だけでなく経験者にとっても日本語でのレッスンはお薦めです」と感想を話してくれた。

最初は思うように体が動かなかったが、続けるうちに日頃のストレスを忘れるほど集中していることに自分でも驚いた。ピラティスを通じて自分の体と向き合ってみてはどうだろう。


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