世界中から毎年約110カ国のゲストが訪れるという、東京のサクラホテル。ここでは毎日国際色豊かな光景が広がっている。そこで本コラムでは、このサクラホテルのスタッフたちが、ユニークなゲストたちやエピソードをご紹介。
サクラホテル/ホステルとは?
「世界中の人びとが出会い、お互いに理解し合う場を作りたい」をモットーに、創業以来、海外からのゲストに東京での滞在先を提供。姉妹会社のサクラハウスでは、短期から長期滞在の人向けにドミトリー、シェア・ハウス、アパート、町家スタイルのバケーション・レンタルなども案内している。
世界の集まり
こんにちは。昨年の8月からサクラホテルで働き始めました、シンガポール出身のリム・ウエイ・シオンです。
初めてオーストラリアの文化と接したのは、20年前のことです。学校の柔道交流会でパースの柔道大会に出ました。大会後は現地のクラブと合同練習をして、練習が終わったら皆と道場のバックヤードでバーベキューをしました。シンガポールでは道場でバーベキューするのは考えられないことなので、本当にびっくりしました! でも、焼き肉が大好きなのでうれしかったです。また別のクラブの先生の家でもプール・サイドでのバーベキュー会があったので、これらはオーストラリア人の“バーベキューミュニケーション”だと思います。こうした異文化交流はすごく面白いと感じました。
私は、元々プライベートでよくサクラホテルに通っていました。世界中の人びとと接するのが大好きな私にとってサクラホテルとの出合いはまさに“一目惚れ”でした。スタッフはとてもフレンドリーで、毎日遊びに行きたいと思うほど楽しませてくれます。それだけではなく、世界中から来るゲストとの出会いを通して知らない世界を知ることもできます。世界中に友達ができるため、非常に幸せな気持ちになります。
先日、とてもフレンドリーなオーストラリア人の4人家族が泊まりに来てくれました。びっくりしたのはそのお母さんが4カ国語(英語・マレー語・日本語・広東語)を話せたことです。日本に来て驚いたことをお互いに語り合っていると、盛り上がりすぎて40分も話してしまいました。
ホテルのゲストとはよく日本の文化、社会などについて話をします。やはりお互いに外国人としての目線から日本を見るので似た考えを持つことが多いです。しかし、同時に違う国だからこそ違った考え方にたどり着くこともあり、面白いと感じます。このような会話がまさに国際交流ではないでしょうか。
オーストラリア人の性格には“Easy Going”な特徴があるので、毎日気楽で楽しく過ごせるサクラホテルの雰囲気はすごく彼らに合うと思います。いつもそのような雰囲気の中、お客様と遊ぶような気分で働けるのはとても幸せなことです。
もし東京に来ることがあれば、ぜひ世界中の文化に触れ合えるサクラホテルへ遊びに来てください。
リム・ウエイ・シオン(サクラホテル日暮里)