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【PR】CENTURY 21 North Harbour (Crows Nest) Director 天池幸司氏インタビュー

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CENTURY 21 North Harbour (Crows Nest) Director
天池幸司氏 インタビュー

不動産事業を手掛けるセンチュリー21は世界中にネットワークを持ち、2018年8月にはセンチュリー21オーストラリアの支店の1つとして「センチュリー21ノース・ハーバー支店」をオープン。日本人である天池幸司氏が同支店を立ち上げ、オーナーを務めている。今回、同氏に来豪の経緯から新事業に着手したきっかけ、不動産業との出合いや仕事の魅力などについて話を伺った。

不動産業との出合い

――天池さんの現在の仕事内容を教えてください。

ビジネス・オーナーとしてセンチュリー21ノース・ハーバー支店の全経営を行っています。会社をマネジメントする一方、1人のリアル・エステート(不動産)エージェントとしても営業活動全般を手掛けています。

また、各クライアント1人ひとりに連絡を取り、ビジネス・リレーションシップの維持にも努めています。更に、自らのデータベースを基に新規クライアントの開拓・獲得にも力を入れています。

――来豪さられたのはいつごろですか。

来豪したのは、30歳になるギリギリ前でしたね。2006年ごろでしょうか。

元々、僕はニュージーランドにワーキング・ホリデーで訪れていたのですが、働いていた東京から出発したこともあって、都会暮らしとのギャップがあり、ニュージーランドでの生活はあまり刺激がありませんでした。そんな中、たまたまシドニーに旅行する機会があり、とても楽しい時間を過ごしました。約2週間の滞在でしたが、永住権の取得を考えるようになり、滞在中に学校見学にも行き、どのような留学プランで永住権までたどり着けるのかなど調べました。

その後、ニュージーランドに戻り、ワーキング・ホリデー期間の最後まで過ごし、日本に帰国。半年ほど一生懸命働いて留学費用を貯金し、オーストラリアに改めて来ました。そこで、クッカリー(料理留学)の学校に2年間通いながらシェフとして働き、卒業後も4~5年ほど続けました。

――東京でも不動産関係の仕事をされていたのですか。

いえ、飲食関係でした。ただシェフではなく、フロア・マネージャーやスーパーバイザーのような仕事をしていました。

――不動産業に出合ったのはいつごろのことですか。

シェフ業は体力面で限界があるのではと思い始め、キャリア・チェンジを模索した際、自分に何ができるのかを考えました。大学進学は経済的に厳しかったので、TAFE(州立の職業訓練専門学校)で勉強しようと考え、ずらりと並んだパンフレット全てを持ち帰り、片っ端から何ができるのかを検討しました。

IT、アカウンティング(会計)、そしてリアル・エステートの3つの候補に絞り、最終的にリアル・エステートを選択しました。シェフとしてフル・タイムで仕事をしながら、パート・タイムでTAFEに通いましたね。

TAFE卒業と同時に、ニュー・サウス・ウェールズ(NSW)州のリアル・エステート・ライセンスを取得しました。更にライセンス取得後、運良く以前働いていたセント・レナーズの会社で雇って頂くことになりました。

人間関係を構築していく面白さ

――以前の職場で勤務された後、どのような経緯で今回、新支店を設立しようと考えたのですか。

セント・レナーズでの会社でがむしゃらに働いている中、運が良かったのか、当時の上司が退職し、僕が入社1年半の経験ながらオフィス・マネージャーを務めることになりました。オフィス・マネージャーに就くということは、セールス、プロパティー・マネジメント(物件管理)、会計・経理など全ての業務を行うことを意味します。そうすると、会社内のお金の流れが全て分かるんです。そこで資金があれば、僕も(会社経営が)できるのではないかと考えたのです。

加えて、約6年間働いてきたことが自信にもなりました。そのポジションに就けたことはラッキーだったとしか言いようがありませんが、不動産ブームに乗ったことも加担して、成績もそれなりに上げることができ、セント・レナーズやクローズ・ネスト周辺ではリアル・エステート・エージェントとして自分の名前を広めることができました。不動産業界では自分自身の名前がそのままブランドになるので、セールス・エージェントとしてもプロパティー・マネージャーとしてもある程度、地位を確立できたことが自信につながりました。そして、不動産をビジネスとして立ち上げてみようかと考えるようになりました。

必要なのは、お金と多少の勇気! あとは人生は賭けだという思い、勢いでしょうか。とりあえずやってみました、賭けに出ましたね(笑)。

――不動産ビジネスの面白さはどこにありますか。

天池氏(左)とセンチュリー21オーストラリアCEO、チャールズ・タービー氏オープンして8カ月のまだ若い支店で
天池氏(左)とセンチュリー21オーストラリアCEO、チャールズ・タービー氏

基本的にどのビジネスでも同じことが言えると思うのですが、ビジネス・リレーションシップを築くこと。その段階から既に面白味を感じます。いろいろな人に出会い、話して、さまざまな疑問や質問をぶつけられ、それに対して自分の知識や経験を基に回答していく。現代の情報社会において、僕らよりも情報を持っている人たちは不動産関係者以外にも数多くいます。そうした人たちに納得して頂けるよう、普段からニュースを見たり、不動産マーケットの分析をしながら、その知識を基にクライアントとビジネス・リレーションシップを築いていくことが面白いですね。

また実際にプレゼンテーションで、投資家の方々に向け競合相手以上により良い提案ができるよう資料を作成したり、回答を得るまでフォロー・アップもします。競合相手に勝てるか、勝つための差異を見出せているかなど、その間のドキドキ感やワクワク感がたまらないですし、やっていて楽しいですね。僕自身ギャンブルはしないですが、ビジネスの中での駆け引きは面白いです。自分の性格に合っていて、これが天職なのかなと思っています。

――今後の展望を聞かせてください。

ノース・ハーバー支店のスタッフの皆さん(天池氏は右から2番目)
ノース・ハーバー支店のスタッフの皆さん(天池氏は右から2番目)

オープンして8カ月のまだ若い支店ですが、これからもっと大きくしていきたいですね。ただ支店を拡大するだけではなく、1人ひとりのクライアントがハッピーになって頂けるよう尽力したいです。僕は特に「カスタマー・サービス」に力を入れています。Eメールを受け取ったり、電話を受けたらできるだけ早く返事をするようスタッフにも日々伝えています。それが最初の第1歩なのだと。遅れたら遅れたでそれは仕方のないことですが、そのミスを最小化するために必ずそのフォロー・アップを行うよう指導しています。また、失敗を恐れずに取り組むことの大切さも伝授しています。1つのことに全力投球して失敗した、結果が思わしくなかった、それはそれでとがめはしないです。ただ、怠けて力を抜いて、やりたいと自ら言い出したにもかかわらず、その仕事を途中で投げ出すことは許さないですね。カスタマー・サービスに関しては、それほど厳しく徹底しています。

他にも現在、全く新しいプロジェクトの話も進めています。センチュリー21の天池幸司としてではなく、別の会社に参画する話もあります。そうしたことも展望の1つです。いろいろなことに挑戦していきたいですね。その際は、また新たに別の形でお目に掛かれるのではないかと思います。

CENTURY 21 North Habour
■住所:93 Willoughby Rd., Crows Nest NSW
■Tel: (02)9901-4248
■Email: crowsnest.admin@century21.com.au
■Web: crowsnest.century21.com.au
■営業時間:月~金9AM~5PM、土9AM~3PM、日休


天池幸司(あまいけこうじ)
2006年来豪後、クッカリー(料理留学)の学校に通い、シェフとして数年間勤務。11年TAFEで「NSW州リアル・エステート・ライセンス」を取得。12年、リアル・エステート・エージェントとしてキャリアを始める。18年8月、センチュリー21ノース・ハーバー支店(クローズ・ネスト)をオープン

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