コミュニケーション(3)
世の中には、人と話す才能を生まれながらに持っている人たちがいます。何を言おうが、皆に快く受け入れてもらえるような人たちです。一方で、同じことを伝えるのに言葉選びを間違えてしまい、周りの人をムッとさせてしまう人もいます。他者とのコミュニケーションは芸術です。コミュニケーションを形成し、文化的なものにするには長い時間が掛かります。周りの人があなたの言うことを快く思って聞いてくれるようになるコツをいくつか紹介しましょう。
1. ポジティブにアプローチをする――ネガティブはNG
例えば、誰かの振る舞いや行動が気に入らなかった時。「それが嫌い」「どうしてここに置いたの?」と言わず、「こうならなければ良かったのに。残念だなぁ」「どうしてここに置いたのかは分かるけれど、別の場所に置いたらどうかな」などと言ってみましょう。この2つのコミュニケーションの仕方の違いはお分かりですね。前者は、批判的で後者は理解の相違に焦点を置いています。当然、私達は皆、理解してもらえるとことに安心感を抱きます。
2 . 批判するときに、ユーモアを加えてみる
日常生活で、周囲の人が馬鹿げたことをすると、イライラしますね。それが単なる友人なら、そこまで気にならないかもしれません。しかしパートナーとなると、話は別です。よりストレートに物事を見ますし、批判をしてしまいます。誰だって批判はされたくないものです。なのでユーモアを取り
入れて、批判を柔らかくしましょう。例えばパートナーがあまり奇麗好きではなく、食後に食器をシンクにずっと置いたままにしたとします。イライラしても、とがめる代わりに、「なんか匂わない?」「あれ、シンクを見てみて、お皿の山だ!」と言ってみましょう。こういった言い方は責め口調ではないので、すんなりと受け入れられてもらえるでしょう。
3.何度も同じことを繰り返し言わない
人は皆、本質的に批判を聞くのが好きではありません。繰り返されたら、なお更たまったものではありません。同じ批判の繰り返しはただの愚痴です。美しいコミュニケーションでは、何度も同じことを言いません。
エバ・チェン Eva Chen
1988年よりオーストラリア在住。カレッジとファイナンシャル・カンパニーでの勤務を経て、1997年シドニーにてパートナー斡旋の専門会社、「Metro Personal Consultants」を設立。後にメルボルン、ブリスベン、そしてオークランドに事業を拡大、登録者2000名以上とういうオーストラリア及びニュージーランドでも最大のパートナー斡旋会社の一つに成長。過去20年間で1000件以上のカップルをアレンジする。エバは日頃から男女関係における心理学やコミュニケーションなどを研究、出会いや恋愛についてのコラムを様々な言語で執筆している。真剣な出会いを求めている方は、是非エバまでご連絡下さい。一本の電話があなたの人生を変えるかもしれません。
☎Phone: 0433560668 (Eva Chen) Web: https://metropersonal.com.au/