The Croft House Town Kitchen & Bar
ザ・クロフト・ハウス・タウン・キッチン&バー
昼はお洒落なカフェ、夜はムーディーなレストラン・バーに様変わりする隠れ家的リラックス空間
ブリスベン市街地の中心部にあり、シティーの憩いの場となっている「ザ・クロフト・ハウス・タウン・キッチン&バー」をご存知だろうか。ホテル・ザ・シーベルの隣、スクランブル交差点の角に位置しているそのお店は、ブリスベンに住んでいれば一度は通り過ぎたことがあるに違いない。店内は大きな窓から自然光を取り入れた明るい空間が広がり、落ち着きのある雰囲気に暗い色調の木材がアクセントになっている。ブリスベン市街のエリアにありながら、至る所に飾られた植物が作り出すゆったりとした空間を求めて客足が絶えない。
同店最大の魅力は、訪れる時間帯によって雰囲気が大きく変わることである。午前中にはカフェ・スタイルのアラカルト・メニューに加え、テイクアウェイのメニューが用意されている。朝の出勤前に利用する客にとってはありがたいシステムだろう。忙しい朝の始まりに立ち寄るのも、休みの日の優雅なブランチにもふさわしいブレッキー・メニューのベーコン・エッグをコーヒーと一緒に頂くのもあなた次第だ。
アラカルトのランチ・メニューは厳選されたローカルの食材のみを使用し、店内の特設エリア「クロフト・ハウス・ウィンドウ」では、地元ロースターのコーヒーを提供している。午後になると幅広いシャルキュトリのメニュー、いわゆるハムやソーセージ、サラミなどの加工肉が人気のようだ。お好きなワインとペアリングして、お洒落な午後のひと時に浸ってみるのも良いだろう。
また、同店は日が暮れると、カフェからバーへと姿を変える。通常のドリンクのメニューにはカクテルの記載がないが、バーテンダーに一声掛ければカクテル・リストを出してくれる。同店のバーテンダーはとても話しやすい陽気な女性で、バーの奥から明るい笑顔を店内に振りまいている彼女に、メニューにはないカクテルを特別に教えてもらった。まず紹介したいのは、「ハートブレイカー」。ドリンクに飾られたチェリーとオレンジの見栄えが良く、ウォッカとパイナップルの味わいが特徴だ。ノンアルコールのオプションは多くないようだが今回はカクテル・リストにも載っていない、オリジナル・ノンアルコール・カクテルも作ってくれた。こちらは、ピニャコラーダをオリジナルにアレンジして、ストロベリー・シロップをほんのちょっぴり加えたパインとライムの風味が爽やかな一杯だった。すてきなオリジナル・カクテルと出合いたければ、ぜひバーテンダーに相談してみよう。
(取材・文=フリアン・ロドリゲス・カンポス)
The Croft House Town Kitchen & Bar
■住所: The Croft House Town Kitchen & Bar
■Tel: 07-3224-3549
■営業時間:月~金6:30AM~深夜、土・日7AM~深夜
■Facebook: 「The Croft House Town Kitchen & Bar」で検索
■Instagram:「thecrofthousebrisbane」で検索
■アクセス:バス(ルート335)で「Queen Street Stop 56」で下車後、徒歩5分。または、「Central Station」から徒歩10分