イタリア料理の達人が、
家庭で楽しめる本格イタリア料理のレシピをご紹介。
イタリア全土で親しまれるグリーンピースの蒸し煮料理。重過ぎないので毎日でも食べられます。パスタのソースとしてもよく使われ、特にショート・パスタにぴったりです。グリーンピースがメインの料理ですが、今回は豚のブロック肉を使ってアレンジしました。
材料(4人分)
グリーンピース | 500g |
赤タマネギ | 小1 |
パンチェッタ | 80g |
豚ブロック肉 | 250g |
ニンニク | 1かけ |
オリーブ・オイル | 大さじ2杯 |
ローズマリー | 1つかみ分 |
セージ | 1つかみ分 |
片栗粉 | 適宜 |
白ワイン | 150ml |
野菜ストック・スープ | 200ml強 |
塩・コショウ | 適宜 |
作り方
- タマネギを粗みじん切りに、パンチェッタを小さめの四角に細切れにし、ニンニクを包丁の腹で潰す。ローズマリーとセージを粗みじん切りにする。
- 豚ブロック肉に塩・コショウと片栗粉をまぶす。
- 鍋にオリーブ・オイルを引いて熱し、ニンニク、タマネギ、パンチェッタを入れて強火で炒める。香りが立ったら、ローズマリーとセージを投入し、中火に。
- タマネギが飴色になってきたら、②の豚ブロック肉を投入する。
- 肉に火が通るまでよく炒めたら白ワインを入れる。更に炒めてアルコールを飛ばしたらグリーンピースを入れる。野菜スープを加えたら蓋をして、弱~中火で15分ほど煮てでき上がり。
食材選び&調理マル秘ポイント
- パンチェッタは豚のバラ肉の部分。ベーコンの細切れの要領で四角く細切れにします。
- 豚のブロック肉はカレー用のバラ・ロース(角切りの肉)の事。袋を使い塩・コショウと片栗粉を万遍なくまぶします。
- 塩・コショウは味の好みですが、気持ち多めに。旨味が引き出せます。
- グリーンピースは冷凍のもので構いません。
- パンチェッタと赤タマネギとグリーンピースをソースにするとお肉料理の付け合わせになります。
伊藤尚文シェフ
NZの5つ星ホテルで主にワイン・サービスを担当後、2000年よりイタリアで4年間、著名レストランやグランド・ホテルで経験を積む。03年アメリカズ・カップ(NZ)でプラダ・ヨット・チームの専属シェフ。07年に東京・赤坂で「グストエヴィーノ」開業、約6年半に渡りイタリア料理を基本にした独自のガストロノミーを創造。15年に来豪し、メルボルンを中心にケータリング・シェフとして活躍中(Web: www.gvcatering.com)。各種パーティー対応可。