街と自然が融合した心地良くくつろげるカフェ･ダイニング「ザ･ガーデン･ルーム」

The Garden Room　ザ･ガーデン･ルーム

街と自然が融合した心地良くくつろげるカフェ･ダイニング

ローマ･ストリート･パークランドは、ブリスベンの街を離れずに広大な公園地帯の緑に囲まれて過ごせるのが魅力だ。ザ･ガーデン･ルームは、この通称ローマ･パークの脇に今年10月にグランド･オープンした。公園入口前の建物を作り替えた同カフェは、ローマ･ストリート駅から徒歩1分以内の所に位置している。

アーバンな内装とパークランドの自然を融合した雰囲気がとても心地良い。広い入り口には日光が差し込み、緑を豊富に取り入れた店内には木漏れ日が当たる席を求めて客が訪れる。ゆっくりとコーヒーやスイーツを楽しみながらローマ･パークでのひと時を満喫できる。

これまでローマ･パークは、バーベキューやアクティビティを楽しむ場所のイメージが強かったが、同カフェがオープンしたことにより、コーヒーのテイクアウトやちょっとした食事も楽しめるようになった。お好みのコーヒーをマグで頼み、ショー･ウィンドウに並ぶ単品スイーツと一緒に楽しみたい。人気商品であるアーモンド･クランベリー･ケーキは、爽やかな口当たりが特徴だ。アイスクリームも用意されており、これからの暑い季節に人気が出そうだ。とりわけ、ボイセンベリーという名の味のアイスクリームがとてもおいしい。アイスクリームのなめらかな舌触りとベリーのしっかりとした食感がよく合っている。マカダミア･ナッツ味のアイスクリームも、噛みごたえのあるナッツとまったりとしたフレーバーが口の中でとろける。

朝食、ランチ、単品スイーツ、アイスクリームやドリンクなど、カフェには色々な品がそろっている。朝食メニューの定番はエッグ･オン･トースト（$13.5）やエッグ･ベネディクト（$18.5）。フローズン･ピタヤ･スムージー･ボウル（$17.5）やシナモン･ドーナツ（$17.5）なども目を引く。シナモン･ドーナツ（$17.5）はグリル･ベーコンとアイスクリームを一緒に盛り付けた贅沢な一品だ。

ヘッド･シェフを務めるサイモン氏によると、同カフェはサスティナブルの精神に基づいて、メニューを考案。客を満足させると同時に、自然に考慮した原材料をローカル産品で調達するなど、厳しく管理しているという。カフェを囲む自然豊かな雰囲気は、ローカルの新鮮な食材で調理された料理のおいしさを一層引き立てている。ブリスベンに新しくオープンしたザ･ガーデン･ルーム。この夏にぜひ立ち寄ってみよう。（取材･文＝フリアン･ロドリゲス･カンポス）