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日本人と豪州不動産/オーストラリア不動産の現状

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オーストラリア不動産の現状
日本人と豪州不動産

 2021年は豪州史上最も不動産価格が上昇した年となりました。銀行金利が低い今、ホーム・ローンは固定金利を活用したり、利子のみを支払い、余剰分が出れば元本を支払うという賢い方法もあります。堅実性、安定性で定評がある豪州不動産で、資産増幅や家族の幸せな暮らしを築くことは、人生の賢い選択と言えます。

日本人としての選択の遅れの元凶とは?

 反面、長年豪州に在住しながら不動産購入を全く考えたことがない人もいます。日本人に共通しがちな理由を推測してみました。

  1. どう購入すれば良いのか分からない
    •  確かに日本の不動産とはかなり違いがある豪州。例えば印紙税や保険など専門的知識がなく不安があるなら、信頼できる専門家にサポートしてもらうことで、知識を補えます。
  2. いつまで豪州にいるのか決めていない
    •  日本に帰国する可能性がある、将来の居住地は分からないと、尻込みする人もいます。いざという時は売却して資産を現金化することが可能なので、一生に1度の買い物と悩む必要はありません。将来性のあるエリアで購入しましょう。
  3. 「隠居先として買う」という固定観念
    •  銀行ローンは通常30年です。融資返却を考えれば、購入・返済を早く終える方が安心です。ではなぜ、一部の人がこう信じるのでしょう。日本では多額の「退職金」をもらえるという社会背景から、退職まで社宅に住むので必要ないという意識が未だに残っているのかもしれません。
  4. バブル崩壊で価格が暴落するという想定
    •  シドニー五輪から不動産の大暴落を待っているという意見を聞きました。国民の平均年齢が48歳以上、人口も減少する日本と比べ、豪州の平均年齢は38歳以下で、コロナ禍下でも人口は増加。先進国の中でも都市集中が顕著で、需要があるため相場が下がりにくい構造です。そして昨今も平均収入は増えています。最も大切な仮定として、平均所得者が平均不動産価格の借り入れができる状態にある場合、不動産の価格動向に影響し、連動します。日本でのかつての不動産バブル崩壊と同じとは言い難い状況です。

 「絶対に買わない」と結論付ける人と自分の予算に合った不動産確保に挑戦する人では、未来の展望は大きく分かれます。正しい知識を得て、将来の豊かな生活の糧として資産を手にする計画を描いてみるのはいかがでしょうか。

このコラムの著者

鶴美枝

鶴美枝

グローバル・インテリジェンス・マネージメント代表。創業2010年以来、豪州各地の優良不動産を厳選し、豪州及び日本在住のホーム・オーナー若しくは投資家の方々の購入をサポートし資産増幅、理想の住まいの確保に日々尽力中。日本と豪州にて法学部大学院卒業。豪州不動産フルライセンス保持。



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