在オーストラリア日本国大使館は2月14日、天皇誕生日を祈念した祝賀レセプションをキャンベラの日本国大使公邸で開催した。会場にはトニー・スミス前下院議長や、トニー・アボット元首相、ダン・ティーハン貿易大臣、スーザン・リー環境大臣、リチャード・コルベック・スポーツ大臣らオーストラリア政府要人をはじめ、官界、経済界、文化人、在豪日系企業の代表者らなど日豪の要人約400人が訪れた。
今年は岐阜県の協力により、日本直送の飛騨牛ステーキとイチゴが提供され、カレーやラーメンなどの日本食や日本酒も振る舞われ、来客者は日本の味を心ゆくまで満喫した。また、会場では、自動車、防衛産業、住宅建築、エネルギー産業、家電、航空、観光などさまざまな分野を代表する日本企業の展示ブースなどが設けられ、茶道や生け花のデモンストレーションも実施。オーストラリア人の注目と関心を集めた。
登壇した山上信吾・在オーストラリア日本国大使は、「着任してから1年余りで、封鎖と国境制限にもかかわらず全ての州と準州、西オーストラリアを訪れることができ、日豪間の強固な関係が拡大し、深まっているのを目の当たりにしています。今年、日豪円滑化協定(RAA)が締結し、この合意は日豪両国にとって画期的であり、今後も両国の関係の規模と範囲が拡大し続けることは明らかです」とコメント。
「日豪関係を前進させる上で重要な役割を果たしてきた参加者の皆さんには、2022年も引き続き更なる友好関係を推進して頂きたいと思います」と締めくくり、時折、冗談を交えながらウィットに富んだスピーチで会場の雰囲気を和ませた。