日本のスノーリゾート関係者多数来豪、ブースを出展
シドニー・コンベンション・センター(ICC Sydney)で5月22日、「スノー・トラベル・エキスポ(Snow Travel Expo)2022」が開催された。同イベントは5月16日のメルボルン・コンベンション&エキシビション・センターでの開催に続き実施され、多くの来場者が訪れた。
会場には、オーストラリア国内やニュージーランド、アメリカ、カナダ、韓国などからスキー・リゾート関係者が訪れブースを出展。日本からも多くの市町村や観光リゾートが出展し、70以上のブースのうち、日本からの出展は約3分の1を占め、他国のブース以上の盛況ぶりを見せた。また、フォト・ブースや、クライミング・ウォールなど体験型の設備も用意、イベントの冒頭では、紀谷昌彦・在シドニー日本国総領事が登壇し、訪日観光の魅力を語った。
スイスからの出展ブースでは犬も来場し多くの人が写真撮影を行っていた
同イベントに参加した日本政府観光局(JNTO)の田中陽子局長は「(日本ブースの盛況さからは)皆さんの期待の高さを感じますし、今年こそ日本に行きたいと思ってもらえているのだと思います。今回のエキスポでは、日本ブース全体で日本を盛り上げて行くという一体感のある雰囲気を出せていると感じます。オーストラリアの方々の期待に答えられるよう我々も頑張ってプロモーションしていきたい」と話した。
また、今回初めてSnow Travel Expoに参加した長野県・諏訪湖エリアの新アライアンス「8Peaks resort」の矢島義拡氏は「これまで、われわれのエリアはオーストラリアのスキーファンには適さないのではないかと考えていましたが、オーストラリアのファミリー層やカジュアル層に向けては、むしろ強みがあると考えました。コロナ禍の間に、東京から近くアクセスしやすい特性を生かしたこのエリアにまたがる7つのスキー場へのインバウンド事業をしっかりと計画することができました。今回のExpoでは家族連れで楽しめるリゾートとして、過ごしやすいアコモデーションやファシリティーを求めている多くの人から話を聞くことができたので、参加して良かったです」と感想を口にした。
(リポート:阿部慶太郎=日豪プレス編集部)
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