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日本におけるフィットネスやクロスフィットの現状/ASAMIの“Fitness Life”

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Vol.5 日本におけるフィットネスやクロスフィットの現状

 こんにちは。クロスフィット・トレーナーのASAMIです。今回は日本でのフィットネスやクロスフィットの現状についてお話します。

フィットネスを習慣化することが大切

 日本のフィットネス人口は増加傾向にあるものの、欧米諸国やオーストラリアとは比にならないニッチなサービス。日本国内におけるフィットネス人口は全国民の5%にも過ぎないと言われています。

 その理由として、運動初心者の多くの人たちにフィットネス・サービスが“痩せる”ための手段として定着してしまっていることが大きいのではないでしょうか。歯磨きのように、運動が身近な習慣になっていないのが現状です。毎日歯を磨いてメンテナンスするにも関わらず、かけがえのない資本である体に気をつかう習慣が根付いていません。習慣化するためには、行為そのものを目的化することが不可欠です。比較的クロスフィットは、一度習慣化すると定着しやすい傾向にあります。

●コミュニティー形成によりトレーニング仲間ができることで頑張れる
●プログラムが毎日変わることで飽きずに続けることができる
●継続することで心身の進化が分かりやすく、それが楽しみになる

などの理由が挙げられます。

 しかし、残念なことにクロスフィットBOX自体が日本の限られた場所にしかなく、現在は全国で約60件、オセアニア地域では約600件あると言われているので、その差は歴然。そもそものフィットネス人口が少ないだけでなく、それを行う環境が少ない、そしてそれを教えることのできるコーチの人数も限られているのが現状です。

 フィットネス全体を見てみると、コロナ禍の自宅待機などの影響でオンライン・プログラムを取り入れる人も増え、右肩上がりにはあるもののコロナ禍が落ちつきそれを継続する人がどのくらい残るのか……不安な部分でもあります。

 フィットネスを楽しむために“痩せる”以外の目的を持って体に投資するのも良いでしょう。例えば、クロスフィットではさまざまな場所でアスリートに向けた大会や、コミュニティーに向けた大人の運動会のようなイベントが行われています。

 日本でも「Japan Championship」と言う、国内の大会が開催されています。本年度は7月にオンライン予選が行われ、10月に沖縄のクロスフィットBOXで本戦があります。大会と言っても、クロスフィット初心者でも参加できるお祭りのようなイベントです。ご興味があれば、下記のウェブサイトをチェックしてみてくださいね。オンライン予選はオーストラリアからでも参加可能です!

 クロスフィットのみならず、日本のファットネス人口を増やしていくことも私がクロスフィット・コーチを始めた理由の1つです。次回は「運動を習慣化させるためにはどうしたら良いのか」について、一緒に考えていきましょう。

■Japan Championship
Web: https://japanchampionship.com/

ASAMI Profile

ASAMI
フットネス(クロスフィット)トレーナー

フィットネス(クロスフィット)トレーナー。オーストラリアでクロスフィットに出合い、しっかりと筋肉を付けた動ける体作り、強くてポジティブな幅広い世代の女性たちや世界観に魅了され、日本でもっとたくさんの人にクロスフィットを伝え、フィットネス習慣を付けてもらいたいと思いトレーナーに転身。現在、東京のクロスフィットBOXを中心にトレーナーとして活動中。「WELEDA」や「Eiris」のアンバサダーも務める。
Instagram: @asami_fitness



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